第九話 大室中佐!格闘茶道!!その三
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「あの人を想像するとどうだよ」
「女教師とかでだな」
「登場人物の名前は違ってもそこは脳内変換だよ」
「脳内変換して読むとか」
「壇蜜さんが女教師だぜ」
脳内でそう設定して読むのだ、こうしたことは青少年のうちに身に着けていくと中々役に立つ時もあるらしい。
「その人と、どうだよ」
「いいな、じゃあな」
「決まりだな、これから本屋言って読書をして」
「ボーナスじゃな」
「ああ、壇蜜さんのDVDだよ」
そう決めてだった、二人は読書の秋と芸術の秋に励むのだった。そしてスポーツの秋も。
尚智は剣道部で部活に励みつつだ、こう言うのだった。
「剣道はいいな、リリスが生み出した頽廃の極みだぜ」
「全然言葉の意味が通じてねえぞ」
「エヴァの真似も場所と対象を選べよ」
すぐに部活仲間が彼に突っ込みを入れる。
「何でそこで剣道なんだよ」
「そこは音楽だろ」
「リリスは剣道と関係ねえぞ」
「しかも剣道は頽廃じゃないだろ」
「退廃かも知れないけれどな」
「ただ冗談で言ったんだよ、とにかくな」
尚智はさらに言う、ここで言うこととは。
「あれだよ、剣道をしていると女の子にもてるだろ」
「袴姿が格好いいってな」
「確かに女の子に人気のある部活だな」
「武道をしてるっていうこともプラス要因だしな」
「もてること多いな、剣道は」
「少なくとも不人気じゃないぜ」
「それがいいんだよ」
ここでも煩悩を全開にして言うのだった。
「折角身体を動かすのだともてないとな」
「意味がないっていうんだな」
「それが御前の考えなんだな」
「ああ、剣道はもてるからいいんだよ」
また言う尚智だった。
「これからもやっていくぜ」
「そう言う御前は全然もてないけれどな」
「年齢イコール彼女いない歴だよな」
「女の子からはさっぱり声がかからないよな」
「それも一切」
「そのうちかかるさ」
あすなろ精神だった、尚智は。
「だからその相手を待ってるんだよ」
「DT捨てる相手をか」
「それで剣道やってるんだな」
「そうだよ、ずっとな」
それこそ子供の頃からだ。
「俺は励んでるんだよ」
「何かすげえ不純な理由だな」
「ある意味素直だけれどな」
「それでも女の子にもてないってな」
「無常だな」
「人生とは無常だ」
ここでだ、何処かの提督になる尚智だった。
「天はこの俺を生まれさせ何故」
「そこで誰挙げるんだよ」
「御前特にそうしたライバルいないだろ」
「剣道でも勉強でもな」
「ついでに言えば他のことでもな」
「若い頃の山城新伍さんを生まれさせたのか」
強引にこの人の名前を出した尚智だった。
「本当に残念だぜ」
「山城新伍さんなあ。若い頃凄い男前だったんだよな」
「歳取って顔完全に
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