第20話 千客万来! ようこそ、因果の地 川神学園へ
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ラスとかは女の子補充しているのに、何で私たちのクラスには、こんなギリギリなのが来るのかと思いまして」
ゲイツの的確な指摘に対して、百代は愛想も振りまく事も無く、正直に自分の心情を語った。
彼女らしいと言えば彼女らしいが。
「なに、僕自身はデータ収集においての解析の修業がまだまだ足りていなかったからね。武士娘たちの戦闘データを収集して解析しつつ、そのお礼に授業をしてあげようと思ってね」
「それで私のクラスですか、やれやれ・・・」
ゲイツの話した理由に、気落ちしながら納得する百代。
そこでゲイツはキリっとした顔で・・。
「成功の秘訣は目標を定める事さ、モモヨ」
「なんか、名言チェックの様な事を発言されたぞ」
「君のデータや、今回発動された武士道プランの申し子たちの戦闘データさえあれば、僕自身のデータ収集能力の向上にもつながるし、兄さんはさらに強く成れると思うんだ。それと、学長にはすでに許可を取ったから言うけど、時々僕と兄さんも川神院の朝のトレーニングや稽古などに同席させてもらうから、よろしく。モモヨ」
「許可を取っているのであれば構いませんが、ゲイルさんはどれくらい強いんですか?」
数日前の噂も耳にしていた百代は、ふと気になった。
「ふん〜〜、全米での格闘大会では使うまでも無かったから言うけど、兄さんは気を扱えるのさ。ランク的には壁越えだねぇ」
「へぇー!」
ゲイツの言葉に初めて深く関心を覚えた百代。
「とは言っても、数年前までは今ほど気の使い方について熟知していなかったのさ。ある時日本から訪れた子供から、気の運用方法を教えてもらうまではねぇ〜。」
「子供・・・ですか候?」
「うぅん!その出会い以来、僕と兄さんにとって彼は、国も違えば年も離れているけれど、今では自慢のMy best friendなのさぁ〜。フッフゥ――――!」
「その子供と言うのはどの辺に住んでいるんですか?」
ゲイツの話に、少々興奮しながら質問する百代。
例え、源氏3人組が現れたからと言って、強者とはできるだけ多くと戦いたい性は、そう易々と抑えられるモノでは無いのだから。
ただ強者を求める心に代わる特別な何かでも、百代の中に現れない限りは。
「ああ、それは――――」
キ―――ンコ―――ンカ―――ンコ―――ン×2
百代の質問に答えようとしたゲイツだったが、HR終了のチャイムが鳴ってしまった。
「おっと、話は此処までだねぇ〜。続きはAfter schoolにでも話すよぉ〜」
「ちょ!?」
「じゃあ、皆、今日からよろしく!&一時間目の用意しておくんだよぉ〜」
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