第20話 千客万来! ようこそ、因果の地 川神学園へ
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トンデモナイ事を仕出かすのぉ?お主」
『そうでしょうか?武士道プランの申し子の一人ということで、これでも手心を加えたのですが?』
軽く言ってのける黒騎士に、昨日の戦闘力も合わさって、生徒の大半は引き気味になっていた。
そこでふと、生徒たちの中であることに気付いた者達が現れ始めた。
「あの黒騎士、口調可笑しくね?」
「うん。昨日に比べると尊大さがなくなってるよね」
「まぁ、これが彼女の本来の喋り方じゃからの」
「「「「「え?」」」」」
生徒たちの合図地を突くように言い放った鉄心の言葉に、虚を突かれるような顔になった。
「ん?如何したんじゃ?お前たち・・」
『恐らく、私の姿を見て男だと思っていたのでしょう。判りやすい様に、この格好で来たのが仇になりマシしたね。変声期も使っているので気づかないのでしょう』
今すぐ外しましょうと言う言葉と共に、そこには綺麗に外された黒騎士の鎧。そして横には、腰まで届く黒髪をなびかせる、クール美少女が立っていた。
「え?」
「あの娘、誰?超、可愛いんだけど・・」
「っていうか、何時からそこに?」
「後あの鎧・・・畳んであるというか、綺麗に置かれて無い?」
いつの間にか、黒騎士の代わりに一人の美少女と入れ替わっていた?事に驚く、一般学生達。
ついでに、黒騎士の鎧にも。
『改・・・改めまして、昨夜の交流戦で天神館の助っ人役を務めていた黒騎士事、暁雫と申します」
この発言に生徒たちは・・。
「え・・・えぇええ〜〜〜!?」
「いやいやいや!背が全く違うだろう!?」
「それについては厚底ブーツの様な物を使いましたので」
「そう言う問題か!?」
そんな疑問を投げかける一方で・・。
「あの娘も可愛いじゃねえか!」
「クール美人って感じだね!さっきの葉桜清楚さんと同じく綺麗な髪だなぁ」
「今日はどの娘もSRづくしだぜ。俺達、男からすればご褒美だらけじゃないか!」
といった、男(というか、2−Fのある3人である)の喜声も聞こえて来る。
他には・・。
「あの黒騎士、雫だったんだ。全く気付かなかったよ〜」
「ですが彼女なら、あの戦闘力にも納得です」
「つうか、2−Sに入るんだろ?源氏組もうちに入るし、トンでもねぇクラスに成るな」
と言う。2−S仲良し3人組がそれぞれの感想を述べていた。
「後もう一つ、皆様に説明しなければなりません。私事の様な物ではありますが、今この時より私暁雫は藤村組内に置いて、護衛見習いからジャンヌお嬢様の専属護衛となりました。それ故に、お嬢様に不埒の真似を働く者には問答無用で制裁を加えますので、悪しからず」
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