第6話:思わぬ再会
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オはフォードが生きているかどうかを確認するためフォードの意識の中に潜り込もうとした。
すると、フォードは気を失っていたが意識を感じ取ることができた。
フォードが生きていたことに安心したヒオはすばやく、彼のポケットの中に瞬間移動をした。
アイアンズ軍曹はフォードを担ぐとそのまま、持ち立ち去って行った。
その頃、西海岸のシアトルにはある男がいた。
男は黙って黙々と手の中にあるサンドイッチを食べていた。
そこはダイナーだった。
男は、ある出来事が起きて以来そのダイナーが好きになった。
店員の女性であるエイミーは男に笑顔で微笑みながら、TVをつけた。
TVではフォードの事件がうつっていた。
どうやら、提督といわれる男性が射撃され重傷を負ったようだった。
ニュースのキャスターは冷静に告げていた。
「容疑者とみられるフォード・ブロディ少尉は警官数名を倒して逃走。ゴジラ対策や怪獣討伐にもう貢献した英雄として評価されておりました・・・。」
男はTVを二度、みなおした。
エイミーもまた、その様子をみていた。
「ありえないわ、フォードは私を助けたのよ。」
エイミーはかつて、娼婦としてホノルルに立っていた。
家を出て、男についていき娼婦として生きていた彼女だったがある日突然ゴジラとフォードがやってきた。
ゴジラによって仲間の娼婦たちは殺され、彼女も生涯忘れられないトラウマになったがと同時にフォードに命を助けられたことに感謝を覚えこの仕事を選んだ。
それまでの彼女は刹那的な人生を歩んでいた。
彼女にとってフォードは命の恩人でもあり、人生を変えた人間だった。
彼女の話を聞いた男は彼女に深く同意しながらこういった。
「そうだな、ありえない。エイミーしばらく留守にする。また会おう。」
男は金を置くと、釣りを受け取らず去って行った。
そして、巨大な黒いSUVに乗りこんだ。
男は、サングラスをつけるとじっと話しかけた。
「話はわかってんだろ?」
男の肩から小さな10p程の女性がでてきた。
まるで人形だったが、人形ではなかった。
彼女はマナだった、ゴジラによって滅ぼされた超古代文明の先住民。
「妹から連絡を受けました。知ってます、この事件の背景には陰謀がありますよ・・・サム。」
男はフォードの兄のサムだった。
サムはここの近くに住んでいた。
「だったら助けないわけにはいかねえだろ?」
サムをみつめると、マナはにっと微笑んだ。
そして、猫っぽく微笑みながらサムに聞いた。
「あのかわいいウェイターさんとは進展がないんですか?」
サムは大きく笑いながらマナに言った。
「さあ、どうかな?」
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