第6話:思わぬ再会
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「ダメ!できない!」
すると、アイアンズ軍曹は車に一気に距離を縮めた。
そして、運転席のドアをはぎとると中にいたフォードをつかんだ。
身の危険を感じたヒオは急いで、その場から逃げるように瞬間移動した。
フォードは投げ飛ばされ、反射的に受け身をとり地面に着地した。
そして、アイアンズ軍曹の目をみた。
「軍曹、気は確かですか!?」
フォードは彼女にそう話しかけた。
だが、軍曹は冷酷に睨むだけだった。
もう、彼女に心はないんだな。
フォードは決意をすると、彼女の顔に銃弾を浴びせた。
だが、アイアンズ軍曹は銃弾を素早くスウェイしてよけると、走りながらフォードの間合いに踏み込んだ。
「速いっ!」
速さに一瞬驚いたフォードだったが、アイアンズ軍曹の顎にすばやく膝蹴りを食らわした。
軍曹は大きく、後ずさりをした。
だが、フォードは確信した。
効いていない、強い。
フォードの思った通りだった、軍曹は態勢を整えると、フォードの近くによると今度は左腕の義手を使いフォードの首をわしづかみにした。
「っ!!!」
フォードはふりほどこうと両腕をを使い、軍曹の左腕を外させようとした。
だが、彼女の左腕はあまりにも怪力だった。
フォードの力は及ばず、首をそのままつかまれたまま空中高く持ち上げられた。
だが、フォードはそのまま左腕に足を絡ませると、腕ひしぎ十字固めを食らわした。
軍曹であったそれは、その攻撃に気づくと大きく振り払った。
フォードは身をひるがえし着地すると、相手が手ごわいことに気づいた。
速さでも、パワーでも、そして技術でも今の彼女は上だった。
「何とかしないと・・・。」
フォードは考えを巡らせようとしたその時だった。
軍曹は素早く走り込み、間合いに近づくと義手ではない方の片腕を使い、フォードの腹を殴った。
フォードの体は大きく跳ね上がり、地面に倒れそうになった。
「う、ううっ・・・。」
フォードは腹を押さえて地面に倒れ伏した。
すると、軍曹はその隙をみて、義手の左腕を使うとフォードの首に素早く巻きつけた。
フォードはなすすべがなかった。
軍曹の義手は素早くフォードの首に絡むと、そのまま思いっきり締めあげた。
「っ!!!」
フォードはふりほどこうと、軍曹の腹に肘打ちを繰り返し放った。
だが、彼女は顔色を変えず力を強めていった。
フォードは勝てないことを悟ると、ヒオに脳内のメッセージを通してあることを告げた。
ヒオは黙って首を縦にすると戦いを見つめ続けた。
フォードは首を締め上げられ、顔を赤くし苦しみながら気を失っていった。
「フォード・・・。」
ヒ
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