第6話:思わぬ再会
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がつき、目を覚ますと近くにより始めた。
「わかんない、でも黒幕がいるとおもうなあ。」
「ヒオ、なんとかならないかな。」
「わかんないなあ、相手が誰なのかがわからないと何もわかんないままだよ。」
ヒオの一言にフォードはため息を深ついた。
すると、前方から何か来る気配をフォードは感じ取った。
「何かが来る。」
ヒオはフォードの一言に首をかしげた。
「何か来るって何が?」
フォードはヒオはわからなかったことに驚いた。
ヒオの探知能力は人間どころか、人工衛星さえはるかに越えている。
そんな彼女が全くわからなかったのだ。
相手は相当の手練れだ。
「気づかなかったのか?」
フォードの一言にヒオは驚いた。
「え?」
次の瞬間だった。
下水道の暗い闇の中から何か赤い光がするのがみえた。
そして、ゆっくりゆっくりと何かが近づくのがわかった。
「え?何あれ?」
ヒオは思わず叫んだ。
フォードは冷静に目を凝らした。
すると、赤い光は徐々に近づいてきた。
赤い光の主は、とても大きな女性だった。
身長186を越えた長身をして、金髪の明るい髪と美人な顔つきをしただが非常に筋肉質な女性だった。
フォードは目を疑った。
「あれは、ジョアンナ・アイアンズ軍曹だ。」
フォードにはその女性に見覚えがあった。
ヒオは思わず聞いた。
「何?」
「士官学校時代の教官だ、その後中東での戦線に参加して死んだはずだ。地雷を踏んでね。」
ヒオは目を丸くした。
死人が蘇るなんてことはめったなことではおきない。
彼女は一度、ゴジラとの戦いで死にかけたがモスラの奇跡がおきたから蘇っただけだ。
人間が、そのようなことで蘇るなんてありえない。
「ホント?」
「ああ、ほんとうだ。俺は彼女の葬式まで出たよ。いい人だった。」
ジョアンナ軍曹とフォードが呼んだ女性はゆっくりと進んでいた。
フォードは目を凝らしてみた。
彼女は左腕は義手だった、左目は義目をしているのか赤く輝いた。
服装はシャツとGパンだったが余計に義手と義目が目立ってみえた。
「まるで、サイボーグじゃないかあれじゃ。」
フォードがそう言おうとした矢先だった。
アイアンズ軍曹は、急に走り出した。
フォードは恐怖に駆られると、車をバックした。
ヒオは思わず悲鳴をあげた。
だが、フォードは冷静だった。
「ヒオ、彼女の心が読めるか?」
ヒオはフォードの言葉を聞いて少し冷静になると、手をかざして何を考えているのか頭の中に潜ろうとした。
だが、彼女はできなかった。
アイアンズ軍曹の心は読めなかったのだ。
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