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仮面ライダー真・智代アフター外伝
三話「朋也」
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のやり取りをしているんだ!!」
「なるほど、しかし、海外の友達っていうのが気になるな?彼女かも……」
最後のところだけ河南子の耳元でささやくと、河南子は鷹文の胸ぐらをつかんで問い詰めだした。
「んだと!?おい、どこの女だ!?国はどこだ!?何人だ!?金髪か!?銀髪か!?ペタンコかボインか!?」
「ちょっ!何なの!?やめろって……」
(こいつらと居ると暇じゃなくていいぜ……)
そう心の中でつぶやく俺は、にやけながら二人の様子を見て楽しんだ。
だが、そんな面白い最中に玄関からノックが響いた。
「おい、客だぞ?」
俺が二人へいうも、今の二人はそれどころじゃないようだし、代わりに俺が玄関へ向かった。
「はい……?」
俺はドアを開けて客の顔を見たが、
「よう?昨日はどうも」
そこには、墓地で出会ったあの青年であった。
「お前は……!」
彼のお気楽そうな顔を見て、俺はにらんだ。
「なぁ?いい加減そんな怖い顔するのやめてくれない?」
「何の用だ……」
「特にこれ言って用はないけど……智代、ひょっとすると危ないかもよ?」
「なに……?」
俺の目はさらに険しくなった。
「彼女が勤めてる場所が、お前が抜け出した組織だよ?お前の秘密を知って、狙われるかもね」
「……っ!?」
「じゃ」
青年は、言うだけ言うと俺に背を向けてアパートの階段を降り始めたが。
「どうして、俺に伝える?」
俺は、彼を呼び止めてそう問う。
「……別にぃ?たださ、俺も彼女が気になるわけよ?」
「……?」
気になる?智代をか?だとしたら、こいつは智代と何か関係のある人物かもしれない。
「それじゃ、行くか行かないかはお前次第だぞ?ひょっとすると、お前を誘い出すための連中の罠かもしれないんだし」
そして、青年は階段を下りて姿を消した。
俺は、こうはしていられないと、たとえ奴らの罠だとしても智代のもとへ行くことを決意する。
「鷹文、しばらく留守を頼む!」
俺は鷹文に留守を頼んで階段を飛び降りて研究所へ走り出した。
「シンさん?」
声だけ聞こえた鷹文は、首をかしげていた。
                        *
そのころ、智代は仕事を終え自宅へ帰宅中であった。今日は残業もなく定時に終わったのではやくシンのもとへ帰れるとご機嫌であったが、
「……!?」
そんな彼女の背後を、一台の車が勢いよく通り過ぎたと思ったら、車は彼女もとに引き返して目の前でブレーキを立てながら止まると、突然車から幾人もの男たちが現れて彼女の体をつかんだ。
「な、何者だ!?」
彼女の質問に答えることなく男たちはその大きな手で智代の肩をつかんだが、
「……!?」
智代は武道を駆使して次々と自分につかみかかろうとしてくる男たちを投げ飛ばしていく。
「ええい!面
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