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IS レギオン
第6話
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日米空軍によるスクランブルが発令されたが、ギャオス及び簪の行動スピード及び運動性能がスクランブルの担当機を遥かに凌駕し補足できずに終わった。

 丁度その頃、赤道よりも少し南にあるニューギニアにもある少女がある生物の死体を見つけようとしていた。
 少女の名前は「篠ノ之 束」と言いその恰好は、熱帯雨林特有の湿気や各種病原菌の感染の恐れに対する恰好や装備などが全くなく、しかも現地スタッフすら居ない普通では考えられないありえない恰好であった。
 
服装は、まるで童謡に出て来る可愛らしい服装であり、両手足素肌が丸見えであり、頭には、機械的なウサギ耳が片方だけ垂れ下がっており、容姿もアニメなどに出て来る派手なピンク色の髪を腰まで垂れ下がっており、世間一般から見ればこの地でこの格好だと、自殺行為又は世迷い人だと思われても可笑しくは無かったが、困ったことに本人は、「ハア、貴方たちの方が馬鹿じゃないの?この天才、束ちゃんがそんな変でかっこ悪い服装に着替える訳無いでしょ。ばかじゃないの」との事だそうだ。

 「それにしても、暑いなあ。まったく困った太陽だなあ、いっそ壊しちゃおうか」
と言いながら、束はずんずんと道無き道を唯我独尊で歩いていた。
「あーあ、こんなところになんで私一人で来たんだろう。いっその事、ちーちゃん(千冬)と一緒に来て見たかったなあ。なんで、あんな普通の弟と天体観測に行ったんだろう?この天才束ちゃんは理解できないよ」
とぶつくさ文句言いながら、現地住民が聖域と恐れ奉られていた場所にたどり着いた。

「おおう此処かあ。地元の人が「そこに行った者、そこで呪われる」とか何とか言ってたけど、何にも無いじゃん。只の洞窟だけじゃん」
と文句を言いながら、懐から懐中電灯を取り出し、足元を照らしながら洞窟内に入っていった。

 それが、後に世界にとんでもない物を拡散させていき、それに呼応するかのように復讐者と亡霊たちが利用して世界を滅亡させて行こうなど、この時世界中の住人の只の一人も感知出来なかった。仮に出来たとしても、其れはもう止まらない時間と同じようであった。

 

 



 
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