首無き麒麟は黒と出会い
[11/11]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
り上がる。幾つも、幾つも。
自分達の言葉が今の彼を傷つけた。ずっと彼を見てきた彼らは……自責と絶望の渦に呑み込まれる。
「……っ……なんで……」
心の叫びを受け止めない彼では無いから、こんな事で嘘をつく彼では無いから、この絶望が現実だと受け入れるしかなかった。
「なんでっ! なんで御大将が……壊されなきゃなんねぇんだよぉぉぉぉぉっ!」
ずっと我慢していた絶望の叫びが天高く響き渡った。
黒麒麟の身体は一人残らず膝から崩れ落ち……大切なモノを失った悲哀と、自分達で戻せない無力さで、男の誇りと意地すら捨てて子供のように泣き叫んだ。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ