第六十話 Sigma
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かりの力に今度は流石のシグマも動けない。
ルイン「エックス!!ゼロ!!早くシグマにとどめを!!」
ルナ「手加減なんかすんなよ!!2度と蘇らないようにしてくれ!!」
エックス「………」
ゼロ「エックス、Dr.ライトから教わった“アレ”はまだ使えるか?」
エックス「“アレ”か?ああ、大丈夫だ」
ゼロ「それを最大まで高めてシグマに放て。完全に奴を消滅させるにはそれしかない」
エックス「ああ…」
ゼロはセイバーを天に掲げた。
次の瞬間、掲げられたセイバーが、天井に届くほど伸びている。
膨大なエネルギーを注ぎ込むことで、セイバーの出力を限界まで引き出しているのだ。
エックス「はあああああ……!!」
エックスも両手を懐に構え、本来なら機械であるレプリロイドが持たないはずの氣が掌に収束されていく。
かつてライト博士から教わった凄まじい破壊力故に封印した必殺技が繰り出される。
ゼロ「これで終わりだシグマ!!」
エックス「お前との因縁も、何もかも!!」
エックスとゼロ。
100年前の2人の天才科学者によって造り出された最高傑作の2人から最大最強の一撃が繰り出された。
ゼロ「幻夢零!!」
エックス「波動拳!!」
ゼロの幻夢零とエックスの波動拳…厳密には波動拳の強化版の真空波動拳と呼ばれる2人の最強の技がシグマに炸裂した。
真空波動拳と幻夢零がシグマに命中する直前、左右のルインとルナがバッと身を離した。
2人は技の余波で吹き飛ばされたが、ダメージはないようだ。
シグマは愕然としながら胸中で口にしていた。
最期の言葉を。
シグマ「(まさか…私が倒れるなど…滅びるのは…奴ら…旧世代の…)」
胸中で言葉を発した後、イレギュラーの王は、断末魔の叫びを上げて爆発した。
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