第六十話 Sigma
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からテネブラエに変身し、高速移動で背後を取り、四天王最強の剛力を誇るイグニスに変身してシグマを取り押さえた。
ルナ「捕まえたぜ!!」
シグマ「生意気なプロトタイプの小娘め…!!」
振り払おうとするシグマの身体を必死に押さえ付ける。
シグマ「離せ!!」
ルナ「ぐっ!!」
巨大なブレードで自分を斬ることを恐れているのだろう。
ルナを殴り、蹴り続ける。
ダメージにより、イグニスの変身が解除されてもルナはシグマを離さない。
ルイン「ルナ!!無茶だよ」
ルナ「痛く…ない…」
ゼロ「ルナ…?」
ポツリと零れた小声を辛うじて聞き取ったゼロは目を見開く。
ルナ「こんなの…痛くも痒くもない…」
エックス「え…?」
ルナ「アクセルが、ホタルニクスじいさんが、お前からされたことに比べればこんなの痛くも何ともない!!」
ルナにとって大切な人であるアクセルとホタルニクスが死ぬ原因を作った人物が目の前にいることが、ルナに限界を超えた力を与えた。
シグマは少しの間を置いてニヤリと嘲笑った。
シグマ「レーザー工学の権威、ホタルニクス…随分と懐かしい名が出てきたものよ。自身の作品が利用されるのを恐れて、自身の研究所に籠もっていた臆病者であったな」
ルナ「黙れ…!!てめえだけは絶対に許さねえ!!」
華奢な身体に似合わぬ力でシグマを取り押さえる。
シグマ「ぬっ!?」
ルナ「本当なら!!てめえを、何度粉微塵にしても気が済まねえんだっ!!」
アクセルを、ホタルニクスが死ぬ原因を作った張本人を、憎む心は何があっても変わらない。
これ程までに憎まれることをしたというのに、ホタルニクスのことをどうでも良さそうに扱い、アクセルのことを操り、利用するだけ利用して簡単に切り捨てたシグマに対する憎しみは募るばかりだ。
ルナ「何度でも粉々にぶっ壊したって足りないんだよ!!」
シグマ「黙れ小娘が!!」
シグマがルナの頬を殴るが、それでもシグマを離さない。
ルナ「こんなの痛くない…アクセルやじいさんの苦しみや悲しみに比べたら…っ…こんなの……返せ…返せよ…アクセルとじいさんを…俺の…私の友達を返せえええええっ!!!!!!」
涙を流しながら絶叫するルナにシグマはブレードを握り締めた。
シグマ「……プロトタイプ風情が!!」
シグマがブレードを振り上げる。
斬るのではなく突き立てて彼女を貫くつもりだ。
ルイン「やらせない!!!!」
ルナの激情に立ち尽くしてしまっていたエックスとゼロよりも先にルインがシグマとルナの間に入って、Σブレードにチャージセイバーを叩き込んでΣブレードを吹き飛ばす。
そのままルインもシグマを押さえ付ける。
戦闘型2体掛
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