第六十話 Sigma
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シグマは満足そうに頷き、口角を歪めた。
シグマ「頭のいい貴様ならもう分かっているのではないか?ヤコブ計画は新世代型レプリロイドの設計段階から既に我が手の内にあったということだ。あの2人のプロトタイプを除いた新世代型レプリロイドの全てのコピーチップには、我がデータが刻まれている!!お前達が築こうとしていた世界は、我々の世界なのだよ!!さあ、イレギュラーハンター・ルイン。我々と別方向の進化を遂げし者よ。旧き世界と共に滅ぶがいい!!」
シグマはルインの前に立ちはだかる。
数瞬を置いて、緑に光り輝くブレードがその力を惜しみなく解放した。
ルイン「……あれはまさか、Σブレード!!?」
イレギュラーハンター時代から最初のシグマの反乱まで使われていた高出力ビームサーベルであるΣブレード。
しかしそれはルインのアルティメットセイバーすら凌駕する大剣となり、それを握り締め、全身から凄まじい殺気がシグマから吹き荒れる。
今までの戦いでは余裕を見せていたシグマは最初から本気である。
永き因縁に決着をつけるために全力で宿敵であるルインを叩き潰しに向かう。
シグマ「全力で来い!!」
リング状のレーザーを放つ。
3つのリングが連なって迫って来る。
ダブルジャンプとエアダッシュを駆使してレーザーを回避する。
セイバーを構えて一瞬でシグマとの間合いを詰めた。
ルイン「喰らえ!!雷光閃!!」
シグマ「クク…そうでなければ面白くないわ!!」
ルインの雷光閃がかわされた。
シグマが空間転移で回避したのだ。
辺りを見回すがいない。
しかし、突如凄まじいエネルギー反応にそちらを向くと、額の銃口にエネルギーが収束していた。
シグマ「喰らうがいい!!ドゥームバスター!!」
ルイン「負けるか!!アースクラッシュ!!」
ドゥームバスターの巨大なエネルギー弾をアースクラッシュで相殺すると、煙に紛れて接近し、シグマにバスターの通常弾を数発喰らわせる。
シグマ「フッ、魅せてくれるではないかルイン!!」
直撃は受けたが、大したダメージにはなっていないようで、ニヤリと嘲笑いながらΣブレードを構える。
ルイン「ダブルチャージショット!!」
エックスのチャージショットに匹敵する威力のチャージショットが2発、シグマに迫るが、シグマはブレードを振るうことで、ダブルチャージショットを掻き消した。
ルイン「まだまだ!!」
ルインがセイバーを一閃。
セイバーショットがシグマに迫る。
シグマはそれを回避し、Σブレードを収めるとルインに殴り掛かる。
ルインもΩナックルで応戦する。
ルイン「たあっ!!やああああっ!!」
シグマ「そうだ。存分に足掻け!!長年に渡る貴様らとの決着…そう簡単に決した
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