10話
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俺は見慣れない部屋で目を覚ました。
「ここは?」
「医務室だ」
千冬さんが隣にいた
「そうだ、俺はサーシェスと戦闘中に簪さんを庇って……」
「サーシェス?あの男のことか、知ってる全て話してもらうぞ?」
「俺もそんなには知ってませんけど、わかってることはガンダム00の敵が現れたことぐらいです」
「ガンダム、まさかあのガンダムか?」
千冬さんも知ってるよね、有名だし
「ええ、織斑先生の考えてる、ガンダムです」
千冬さんがため息した
「まあ、いい今日はゆっくり休め」
「そのまえに、簪さんはどうしてます?」
「更識なら……」
「すぅ……すぅ……すぅ」
気持ちよさそうに寝ている簪さんが俺の隣で寝ていた。
「更識に感謝しろよ、さっきほどまでずっと看病してたんだぞ」
そんなことしてくれたのか。
「あの更識が織斑にあんなこと言うとは思わなかったがな」
あんなこと?
「簪さん、何か言ったんですか?」
「お前をここに運ぶときにあの馬鹿に『あなたの所為で私を庇ってヤマトが……ヤマトが』てな」
あ〜なるほどね
「たぶんですけど簪さん、一夏に専用機をとられてさらに専用機がない自分を庇って俺が怪我したから一夏を許せないんだと思います。」
「だろうな、まあ、なんであれ今は怪我を治せ」
「了解」
千冬さんが医務室を後にした。
「今日はおとなしく寝てようかな」
「あら、寝かさないわよ?」
声はするのに誰もいない
「誰だ!」
「ここよ」
俺の前に水色の髪をした女の子が立っていた
(水色の髪……この人もしかして簪さんの……)
「私は生徒会長の更識楯無よ」
やっぱり〜
「生徒会長さんがなぜこんな男に会いに来たのでしょうか?」
「まずは簪ちゃんを助けてくれてありがとう」
なるほどね
「僕の所為で狙われたから同然ですよ、それに簪さんに何かあっても守るって約束しましたからね」
「それでも妹を助けてくれてありがとう」
「どうも」
この人苦手だな〜
「ところで、貴方何者?」
やっぱりそこついてくるよね
「『死んだ存在』のヤマト、それ以上でも、それ以下でも無いよ」
「そう、やはり貴方___なのね」
俺の過去を知ってる?なにもんだよ!簪さんの家族って日本の裏社会に関係者なんだっけ
「そうだよ、俺は_____だ」
誰にも知られたく無かった
「誰にも言うなよ?」
「これからも簪ちゃんを見てくれるなら考えてあげる」
交換条件てか?
「もちろんそのつもりだよ」
「なら誰にも言わないよ〜それじゃあね」
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