マブラヴ
0823話
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撃機関砲と120mm滑空砲、レーザー測距装置が1つに纏まっている訳か。
使い勝手としてはM950マシンガンと似たようなものだな。
情報を確認しながら空中へと銃口を向け、それを数度程繰り返して次に地面へと1発だけペイント弾を発射。赤いペイントが広がったのを確認して頷き、リトラスへと通信で声を掛ける。
「見ての通り全く問題無い。ならそろそろ始めるとしようか」
『……ああ』
既に驚くのにも疲れたとばかりに告げてくるこの基地の最高責任者だろうリトラスを見ながら、ガウォークのままだったサラマンダーをバトロイドへと姿を変える。
再び聞こえてくるざわめき声。
こうなるとは思っていたが、予想していたよりも驚きの声が大きいな。
そして当然の如く通信装置に映し出されるリトラスの引き攣った顔。
『ア、アクセル代表。その機体はその、戦闘機に手足が生えているだけではなく変形するのかね?』
「ああ。これが2足歩行形態のバトロイドと言われる状態で、この他にも戦闘機状態のファイターという形態がある。先程まで見せていたガウォークというのは、丁度その中間の形態だな」
『……な、なるほど。ともあれ、申し訳ないが今回の演習では出来ればそのバトロイドという状態でだけお願い出来るかな? さすがにうちの部隊の者達も戦闘機やら、その中間形態やらと戦う訓練は受けていないのでね』
「問題無い、こっちとしてもそのつもりだ。それと当然バリアの類も解除してやるよ」
そもそも実弾でもEフィールドを突破できなかったのだから、ペイント弾でどうこう出来る訳が無いしな。
『……配慮、感謝する。それではこちらの機体の性能を見るという意味でも、取りあえず1対1でお願いできるかな?』
「何? 本気か? この機体がどれだけの性能なのかは、端的にではあるけど既に知っているだろ?」
『うむ。だが、こちらとしても色々と事情があってな。はいそうですかと、君の言葉通りには出来ないのだよ』
なるほど、面子の問題か。
一国の軍隊に所属していて、更に大将という地位にいるのならその辺はしょうがない。
「分かった、ならまずは1機で構わない。武器はペイント弾の入っているこの武器だけでいいな?」
『うむ』
頷くリトラスをその場に残し、先程サラマンダーに向かって銃撃をしてきたF-15Cのうちの1機に案内されるようにして、少し離れた場所まで移動する。
数分程移動したその先は、一面の荒野と呼ぶに相応しい光景の場所だ。
演習をするにしろ、こうも身を隠すような場所が無いというのはどうなんだろうな? まぁ、他にも演習をやるべき場所は多くあるんだろうが。
『こちらCP、今回の演習の判定をさせてもらいますので、よろしくお願いします』
映像モニタに映し出された
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