マブラヴ
0823話
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「見て貰った通り、この機体に備えられているバリアの1つだ。Eフィールドと言って、テスラ・ドライブというこの機体に装備されている推進装置を使って作り出されたものだ」
『バリアの……1つ?』
「ああ。他にも幾つか防御装置的なものはあるが、今回は使う必要がなかったみたいだな。ともあれ光線級の攻撃力がどの程度なのかはまだ俺の目で確認してない以上確実にとは言えないが、命中してもダメージを受ける事はないだろう」
そもそも、俺は光線級と戦うにしてもレーザーに当たるつもりはないし、それ以前に現状ではこの世界に対して協力するかどうかも未定……より正確には、このまま関与せずに引き上げる方へと心が動いている。
『そうか。そこまで君達シャドウミラーの技術は……』
最初に会議室であった時の泰然自若とした様子は既に無い。
それ程に今の光景はリトラスを始めとしたこの世界の軍人の度肝を抜いたのだろう。
「光線級に対する対処法は見て貰った通りだ。これで俺がこの機体に乗っているのは理解して貰えたと思うが、そろそろ演習を始めても構わないか?」
『う、うむ。そうだな。……君の機体が持っている武器は使わず、こちらの武器を使うという事でいいのかね?』
「ああ。見ての通り、俺の機体はこの世界の機体と比べると色々と規格外な存在だ。こっちで何かミスったら、戦術機に致命的なダメージを与える事になりかねないからな。安全を期すためにもお前達の武器を使った方がいいだろう」
『だが、FCSは……』
「問題無い」
言い淀むリトラスにそう断言する。
そもそも、俺が1人で未知の世界へと転移する事を前提として開発……より正確には改修された機体だ。そうなれば、当然未知の世界に存在するだろう機体の武器を使う事になる可能性も高い。
ネギま世界みたいに生身での戦闘がメインの世界なら話は別だがな。
とにかく、レモンを始めとする技術班がFCSについての問題に対処しない筈が無く、サラマンダー然り、ニーズヘッグ然りと、その辺については対処がされていた。
技術班がどのような技術を使ったのかは分からないが、基本的に機体が握れる武器に関しては使用が可能になっている。
もっとも、例えばヒュッケバインMk-Uが使っているG・インパクトキャノンのように、武器自体に強固なプロテクトが掛けられている物は例外だが。
それでもこの世界で使われている武器、それも一般機が使う一般的な武器であれば全く問題無く使えるだろう。
そう判断してリトラスに促されたF-15Cが差し出した銃を手に取ると、すぐさま機体の方で解析しながら使用可能な状態へと持っていく。
数秒程で映像モニタに解析結果が映し出される。
AMWS-21というのがこの銃の名称らしい。分類としては突撃砲で、36mm突
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