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ロックマンX〜5つの希望〜
第五十九話 VAVA
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の顔面に突き刺さる。
頭に、亀裂が走っている。
まるでガラス細工のように繊細になったその頭。
その中で、1つの記憶が渦巻いていた。
…認められたかった……。
世界がどうなろうと、自身の知ったことではない。
ただ、最強のレプリロイドとなることで、自身の存在が認められればよかった。
たったそれだけ。
意識が朦朧とする中、エックスが白と青を基調にしたアーマーから白と赤を基調としたアーマーに切り換えたのを見た。

エックス「…ギガクラッシュ!!!!」

凄まじいエネルギー波に飲まれたVAVA。
理性が、その強靭な四肢が、凄まじいエネルギー波により、消えていく。

VAVA「(俺の名は…VAVA…俺は…お…れ……は…)」

胸中で呟いた言葉は誰にも解されずに光に飲まれて消えた。
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