第3話
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あいつが自分から距離を置いた瞬間、何か細長い物体を多数感知し、それが自分に向かってくると知ると、それを妨害する様に仕向けたが、何発か不意に当たってしまい、鈎爪状の器官の何本かを失ってしまった。するとあいつは、それ見た事かと火球を打ち出し、自分は、また無力しようと思ったが、完全に無力化できず、深い傷を身体中に受けた。
そして、自分は、再度短時間に熱波長を作り出し、あいつの周りに放射した。あいつは、叫び声の様な咆哮し、自分の口角を腕力で無理やり破壊した、自分は鋭い痛みと共に
「よくも、よくも、よくもおおおおお、自分は、自分はああああああ」
と声をあげずに咆哮し、怒り狂い、あいつだけは、必ず殺すと思い、問答無用に失った口角部分から熱波長を持つ鞭をあいつに向けて攻撃し、何本かをあいつに貫通させてやった。
すると、あいつに何か強烈な波長を感じた。
「これは、なんだ、何が起こった!」
と思った瞬間、あいつの腹部が開き、強烈な光と共にある言葉を聞いた,いや感じたと言って良いのだろうか、そんな不思議な感じがした。
「ガメラ」と「マナ」と
その瞬間、初めてあいつの名を聞くことになった。
だが、不思議なことはもう一つあった。それは、なぜ自分が宇宙(そら)に居たのか、そしてお前と出会った。
「一夏よ」
「なぜ、僕の名前を?」
と一夏が質問すると、自分は、
「お前(一夏)は、俺の記憶を見たはずだ、その逆もあるようにお前の記憶を自分が見た」
と答えた。
すると、一夏は納得するようにゆっくりと頷いた。そして、自分は、一夏に質問した。
「一夏よ、これから、2つの選択肢がある、これはとても大切な質問だから,必ず答えてほしい。
それでは1つ目の選択肢だが、自分は今一夏の身体と一心同体となっているが、このままいっしょになるか?もちろん、それによってメリットデメリットがある。
メリットは、一つは、お前の視覚を拡大増幅することだ、これは、あらゆる波長を認識できる。勿論直ぐに馴れるように助力する。2つ目は、自分の部下たちを生成し、自由に使えるようにできること。最後だが、自分の持っている能力と特徴を自由に発現できることだ。
デメリットは、定期的にある元素を含む物を摂取して欲しい。その元素は、この地では「珪素」と呼ばれているそうだが、もう一つは、種子を育て、宇宙に飛ばしてほしい。
2つ目の選択肢だが、自分がこの世から完全に消えてなくなることだ。これは、お前にも何ら影響のないことだ。以上だが、ゆっくりのでいいから答えてくれ」
と言葉ではないが、まるでその質問が直接脳に響いた感じが一夏には断片的に分かった。
そして、一夏は決心した。
時間にしてほんの僅かだが、一夏の顔には、決断した顔があっ
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