第5話:ガイガンvsメカゴジラ
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ガイガンは腕の中に隠されたチェーンを放つとメカゴジラの体を一気に縛り上げた。
鎖で縛られたメカゴジラの体は身動きが取れない状況にあった。
ダニエルはメカゴジラを操作し、もがき破ろうとした。
「離せよ!バカ!」
すると、ガイガンのチェーンから激しい電流が流れメカゴジラの体を包んでいった。
その電流はダニエルにも降り注いだ。
「うわあああああっ!!!!!」
ダニエルは電流に体を震わせ、激痛に苦しんだ。
メカゴジラの装甲の耐久率も徐々に下がると、メーターが赤くなっていった。
ダニエルはなんとか、レバーを引き上げるとその場から脱出しようとした。
「ダニエル、その調子よ。まず逃げなさい!」
すると、ガイガンは相手が逃げることを理解したかのように、チェーンのロックを外すと、巨大な羽を広げ空中へと去って行った。
その素早さはまさに、光の速さそのものだった。
翼を広げた次の瞬間には残像を残し、去って行った。
ダニエルはその様子をみつめ、悔しそうにため息をつくとコックピットの中で気を失い倒れた。
その様子を見ていたビビアンは冷静に救出ボタンを押すと、オートパイロットモードに指定して基地に戻すようにした。
だが、ビビアンには理解できなかった。
あの怪獣、「GIGAN」ことガイガンとは何か。
なぜ、我々の邪魔をしたのか。
すると、ビビアンの背後にガードマンがいた。
ガードマンは警察を連れていた。
ビビアンは彼らをにらむと、冷たくこう告げた。
「何の御用でしょうか?」
「フォード・ブロディ少尉が殺害容疑で指名手配されております、今後彼が捕まるまで我々がここを監視、警備いたしますのでよろしくお願いします」
ビビアンは警官の言った言葉が信じられなかった。
そして思わず言葉をなくしてしまった。
フォードが殺人?
そんなことはできない。
「誰を殺したの?」
「ウィリアム・ステンズ提督です。指紋があります。彼を殺したあと彼は警官複数を倒して逃走した模様です。」
フォードが提督を殺したですって?
ばかばかしい。
フォードは提督を尊敬していたのに。
ビビアンは目を大きく見開くと、警官をにらんだ。
そして、怒りに震えた声でこういった。
「警察もとんだ無能ね。私は彼の無実を信じてるわ。」
一方、ワシントンではシンクレア上院議員が今までの戦いを上層部にみせていた。
シンクレアがメカゴジラを襲ったのはガイガンの性能をみせるためであった。
現時点で最高の能力を持ったロボット怪獣をはるかに凌駕する存在であることを証明するために襲撃したのだった。
「どうお思いですか?みなさん?メカゴジラよりも機能は
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