第5話:ガイガンvsメカゴジラ
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巻き込まれたビルの残骸が海からみえた。
「なんてことを!」
すると、海の中にデストロイアの残骸とみれる尻尾が降ってきた。
そして、空から青いボディに身を包んだ怪獣がやってきたのを確認した。
怪獣は赤いバイザーのようなグラス、鳥のような嘴、そして合金製の皮膚を持っていた。
全体的にシャープな体をしていた。
腕の鋭いカマ、そして腹部のノコギリ。
そして、肩にはこう書かれていた「GIGAN」と。
ダニエルはそれが有機物でできた生命体ではなく、ロボット怪獣のようだと判断した。
メカゴジラのマイク越しにダニエルは怒鳴った。
「お前、何を考えてるんだ!」
しかし、ダニエルの怒りもむなしくガイガンの目は赤く輝くだけだった。
「博士、これはなんですか?」
「わからないわ、でも味方じゃなさそうね。」
ビビアンはモニター状にガイガンのことをみたが、何もわからなかった。
だがひとついえるのは、彼には感情がないということだけであった。
「どうしましょうか?」
「わからないけど、追い出しなさい。」
ダニエルは言われたとおりに突如やってきたサイボーグ怪獣にドリルの腕をちらつかせ無言の警告をした。
ダニエルは無駄な戦いはしたくなかった。
だが、今までの行動を見てガイガンは危険でしかなかった。
ダニエルはメカゴジラを起動させると、素早くフィンガードリルをガイガンに浴びせた。
だが、ガイガンの目が赤く光ると、周囲を巨大な電磁バリアが覆った。
電磁バリアに触れたメカゴジラの体は一気に巨大な電圧によって苦しめられた。
それは、パイロットのダニエルにも伝わった。
「ぐああああああっ!!!」
悲鳴をあげながら、ダニエルとメカゴジラは海の中へと倒れた。
すると、ガイガンの目はさらに冷酷に赤く光った。
「こいつっ!」
ダニエルはメカゴジラを立ち上がらせると、急いでとびかかった。
だが、ガイガンは素早く一瞬でよけた。
その動きの速さのあまり、残像が周囲にみえた。
「速い!」
ダニエルは警戒をすると、背後に衝撃を感じた。
ダニエルはきがつかなかったが、そこには鋭い、傷痕があった。
モニター状でそれをみていたビビアンは悲鳴をあげた。
「まずいわ、耐久力が下がってる!」
ダニエルはビビアンの報告を聞くと、じりじりと後退を始めた。
すると、今度はガイガンはメカゴジラのすぐ前方によった。
「うわっ!」
ダニエルが悲鳴をあげていると、腕部のカマをつかい、メカゴジラの前方を大きく切り裂いた。
メカゴジラは切り裂かれた衝撃で、後ろに大きく倒れた。
「なんて速さなんだ!」
すると、
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