第43話 聖地
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6242年 ケンの月 ヘイムダルの週 マンの曜日
皇紀2800年10月12日 ロマリア連合皇国 ウァティカヌス(首都) 大聖堂
Side 聖エイジス三十二世(ヴィットーリオ・セレヴァレ)
「聖下、聖地の消滅を確かに目撃しました。」
マザリー二枢機卿は報告する。
「そうか・・・。」
「後はこのロマリアを改革して地下の風石をなんとかしなければなりません。光輝殿が仰っておりました。他の枢機卿に相談しても反対されるだけです。誰もが今の体制を変える事を恐れています。それは衰退する事が分かっていても変わらないだろうと。」
「それは分かっている・・・。」
「聖下自ら改革の決断をしなければ、ブリミル教の威光は地に落ちます。」
「問題があるとすれば政教分離だな。其の方に頼めるか?」
「分かっております。枢機卿を辞任してロマリアの国家元首をお引き受けいたしましょう。」
Sideout
二人の決断が、後のロマリア共和国の出発点となる。
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