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万華鏡の連鎖
宇宙戦艦ヤマト異伝
集団運動
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能な宇宙戦士である事が判明した。
 大した知性を持たぬと過小評価していた《敵》、タナトス生命体《エネミー》は対抗策を用意。
 モルケックス装甲を無効化する唯一の物質、過酸化水素を添付した爆弾を投入して来たのだ。

 過酸化水素を浴び変質した鉄壁の鎧は謎の特性、ドライブ効果により銀河系中枢部に超光速で飛翔。
 ガトランティス艦隊は強靭な装甲を失い、被弾時の防御力が激減。
 長期修理が必要と判断され、戦列を離脱する艦艇や機体が続出。
 無限の物量を誇る敵艦隊に圧倒され、緑色人戦士達は徐々に後退を余儀無くされた。

 白色彗星もまた集中砲撃を受け、一点に集中した点射により外周の防御回転渦流層を喪失。
 帝国都市要塞の防御火力も多数の敵艦を撃破したが、砲撃を浴び続けた岩盤に亀裂が生じる。
 伝説の宇宙要塞《オールド・マン》同様、無数の礫を撒き散らし閃光と共に崩壊。
 時限式の散開式焼夷弾や榴散弾、散弾銃《ショットガン》の要領で無数の敵艦を撃破している。

 大帝は要塞の深奥部に隠匿された第3段階の最終兵器、超巨大戦艦《ジャイアント》を投入。
 大型の衛星である《月》を一撃で破壊、ヤマトを威圧した巨艦も縦横無尽の奮戦を繰り広げるが。
 多大な戦果を挙げた代償に集中砲火を浴び、徐々に戦闘力が低下。
 超巨大戦艦も数多の敵艦を道連れに爆発、宇宙の塵と化したが。
 ズォーダー大帝以下、自爆前に全乗員は整然と脱出している。

 太陽系防衛に奮闘する青色人(ブルーマン)緑色人(グリーンマン)戦士達を地球連邦主席は絶賛。
 ガミラス軍に第四番惑星、ガトランティス軍に第二番惑星を後方基地として提供も認めた。
 或る識者は地球人、金星人、火星人提携の組織に因み《三惑星連合軍(トリプルファイター)》と呼称。
 手違いから遠距離通信に載り、太陽系全域に拡散された。



 波動砲の斉射、タキオン粒子の破砕流が煌き侵攻軍を襲う。
 白色彗星帝国艦隊も後方退避を要望、単独で無限艦隊攻撃の模様を述べる。

 主力戦艦と準姉妹艦で艦載機、小型艇母艦は増幅装置装着の新型拡散拡散波動砲2門を備える。
 宇宙魚雷多数搭載の駆逐艦、戦闘爆撃機《コスモ・タイガー2》、中型雷撃艇集団攻撃も侮れない。
 小型拡散波動砲を装備の護衛艦、パトロール艦、巡洋艦は援護射撃に徹する。
 天才・真田志郎の率いる熟練技術者集団、工作班(メカニック・チーム)の配慮も驚嘆に値する。
 大白色彗星帝国軍との対決に敗れ去った戦訓を、確実に盛り込んでいた。

 新造戦艦アンドロメダ以下の地球防衛艦隊は、史実と完全に別物。
 完全自動制御で乗組員は黙って見ているだけの、想定外の事態に全く対処し得ない欠陥品ではなかった。
 戦闘証明済《コンバット・ブローブン
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