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転生とらぶる
マブラヴ
0822話
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は無理なんだろう。その為にごちゃ混ぜになっている訳か。
 にしても、72機もの戦力を揃えているのは、さすがと言うべきか。
 まぁ、機体が多少変わったところで意味は無い。俺にしてもYF-29……否、シャドウミラーで改良を加えられて名前も変更になった機体、SVF-1 サラマンダーの初のお披露目だからな。
 もっとも、敵には色々と物足りないところがあるが。

「そうか。ならそろそろこっちも準備を始めようか」

 ジョンに頷き、促されるままに部屋を出て行く。
 その後、車に乗って30分程移動すると演習場へと到着する。
 既に向こうは準備が出来ているらしく、灰色の装甲をした機体や、F-18Eと似た機体がずらりと並んでいる。
 後者の機体が恐らくはF-18なのだろう。

「こうしてみると、それなりに壮観だな」

 車から降りて呟くと、先程の会議室にいた軍人達の視線が俺の方へと向けられる。
 シュタートの姿が無いのは、恐らく治療なりなんなりをしているのだろう。あるいは、単純に俺に対して恐怖を抱いているのか。
 ともあれ、その場にいる軍人達のごく少数を除いた殆どから向けられる視線の中には、やれるものならやって見ろとばかりの色が浮かんでいる。
 恐らくこの基地にある戦力の大半を集めたんだろうから、その自信も無理はないが。

「それで、このままここで機体を出してもいいのか? それならさっさと出すが」

 いつでも準備OKとばかりにオーストラリア人としては珍しい黒人のリトラスに告げるが、当の本人は首を横に振る。

「申し訳ないが、君の能力を今の時点で一般の兵士達に見せる訳にはいかない。向こうに使っていない格納庫があるから、そこでお願いする」
「まぁ、いいが」

 さて、この言葉の意図は何なんだろうな。一般の兵士に空間倉庫を見せて混乱させたくないのか、あるいはどこかから迷い込んでいるかもしれない他国のスパイに関しての対応か。
 他国と言っても、ソ連に中国がああいう状況な以上、その手の行動を最も活発に行えるのはアメリカがメインだろうが。
 ともあれ、この場を提供している側からのオーダーなら問題無い。そのまま再び車に乗り、使われていない格納庫へと案内される。

「では、私はこれで失礼します。……こういう事を言うのが正しいのかどうかは分かりませんが、頑張って下さい」

 それだけ告げ、敬礼すると軍人は車を運転して去って行く。
 それを見送り、格納庫の中で俺1人だけになったところで脳裏へと空間倉庫のリストを展開してサラマンダーを選択。次の瞬間には、俺の真横にファイター形態のサラマンダーが姿を現していた。
 YF-29だった時に比べると、一番変わったのはやはり両翼先端にある部分だろう。フォールドウェーブシステムを取り外してL
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