マブラヴ
0822話
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その対処法は光線級に準じている。
「まぁ、この程度の敵ならシャドウミラーの面子なら特に問題はなさそうだが」
思わず口から漏れたその言葉に、軍人の顔が驚愕に歪んでいるが……まぁ、それに関してはこの後で行われる演習で皆が理解出来るだろう。
ともあれ、次のBETAを画面に表示する。
「要撃級だな」
BETA全般に言えるが、特にこの要撃級は見る者に嫌悪感を抱かせる姿をしており、全高12m程でニーズヘッグより3m程小さい。BETAの大型種の中では6割程の数がこの要撃級らしい。
最大の攻撃手段はその前腕。ダイヤモンド以上の堅さを持ち、戦術機相手には一撃で致命傷を与える事も多い。……まぁ、戦術機はバリアの類も存在していないし、運動性や機動性を重視しているから必然的に装甲も薄いしな。
光線級のような特殊な攻撃手段は持たず、ただひたすら近接攻撃を仕掛けてくる、か。
こちらも特に脅威を感じない。次。
「突撃級」
全高16m、これがニーズヘッグの相手としては丁度いい大きさで、BETAの中では気色悪さという点では一番マシだろう
最大の特徴はその甲殻。要撃級の前腕と同程度の堅さを持ち、非常に防御力が高い。その状態で時速170kmで突っ込んでくる訳だ。しかも集団で。
それを考えれば、戦術機が正面から相手にするには厄介極まりないと言えるだろう。
ただし甲殻が覆っているのは全面だけであり、後方に回り込んで撃てば対処は難しく無い。
次のBETAを画面に映し出す。
「要塞級」
最大の特徴はその大きさ。全高60mオーバーで、俺の感覚で考えれば特機に近い。
実際、その動きは鈍く、攻撃力、防御力、耐久力が高いというのはまさに特機の特徴だろう。
攻撃手段はその巨体を活かした10本の足による打撃。先端が鋭く尖っているので、串刺しになる可能性も高いようだ。
次に長さ50mにも及ぶ触手による攻撃。尾の先端には鉤爪状の衝角がついており、これがぶつかると瞬時に戦術機も溶かす溶解液を撒き散らすらしい。
更にはその内部に小型種のBETAを収容している事もあるらしく、撃破した後でも注意が必要、と。
「ここまでが戦術機が相手をするクラスのBETAだな」
次に画面に表示されたのは、蜘蛛のような、あるいはサソリのような姿をしたBETA。
全高3m前後で、BETAの中では最大の個体数を誇る戦車級。
その程度の大きさしか持っていない割に、戦車級の顎は戦術機の装甲を噛み砕く程の力を持っているらしい。小さいという事は、攻撃も当たりにくいのとイコールであり、結果的に多くの戦術機パイロットの命を奪っているとか。
PS装甲を装備しているニーズヘッグはともかく、幹部達の機体やシャドウ、そしてメギロートやイ
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