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【ONEPIECE】捨てられた人魚は恋をする【七武海×海賊】
王女と海賊団
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を少し緩めると座ったままの男を見下ろし、


ビビに目を戻して言った


リオ「十分役に立ってくれたよ、


―――――アラバスタの王女さん」


ビビ「へ…!?」


リオ「それでは」


小さく会釈をしてから来た道を戻って歩き出すと


後ろから声が聞こえたとしても全く気にしなかった


…さーてと今度はどうするかなぁ


アイツが力を使ってくれればすぐに分かるんだけど


なんでそう大きくもなく広くもないこの町で


簡単に会えないのかなぁ?


リオ「仕方ない」


小さく溜息をついてから誰もいなくて静かな建物の中に入ると


目を閉じて意識を集中させる


リオ「――――――――――いた」


目を閉じてわずか五秒で居場所を確認すると


一瞬で別の建物へと瞬間移動すると静かにドアを開け、


右を向くと美味しそうな匂いが漂うレストランに目を向けた



やっと見つけた


何で私がさっき居た場所から結構離れたとこにいるのよあのバカ!!


リオ「はぁ…」


溜息付きながら全開になっているドアを潜った時、


後数歩ぐらい歩けばぶつかりそうな距離に


私が捜している人―――スモーカーがいた


スモ「………悪いが今は取り込み中だ、出直せ」


後ろを振り向かずにスモーカーがそう言うと


リオ「悪いけどそういう訳には行かないの」


小さなため息をつくと返した


スモ「だったら仕事が終わってから話す、それでいいだろ」


リオ「今が、いいんだけど」


最初の言葉を強調しながら言うと


大きく盛大な溜息をついたスモーカーが振り返った


スモ「話せ、聞いてやる」


リオ「殺されたいならここで話してもいいけど?」


首を傾げ、ニコっと微笑むと


スモ「それとも牢屋で聞いてやってもいいが」


左眉をクィッと上にあげたスモーカーがそう言うと


自分でも分かる程に無表情になった


リオ「私を捕らえる事も出来ないくせにね」


スモ「あァ゛!?もう一回言ってみろ!!!」


身体ごと私に向けたスモーカーだったけど


後ろから変な声が聞こえて


一歩左へ移動した瞬間に横から二本の長い腕が伸びてくると


そのままスモーカーともう一人の男を巻沿にして


お店の壁を突き破って吹っ飛んだ


「うおおおお!!!飯屋だ飯ィィィ!!!

おっさん!飯作ってくれよ!早く早く早く!!」


この世の中、ああいう能天気もいるのねえ…


……まあいいや。


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