暁 〜小説投稿サイト〜
ARMORED CORE Day After Day
01 DIRTY WORKER
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のライフルをロックした防御型に向け、引き金を引く。

撃ち出されたKE弾が真っ直ぐ防御型に向かい直撃、装甲を貫通する。

続いて3発叩き込むと防御型は爆炎を上げ動かなくなる。

「反対側の連中も動いた」

ファットマンが言う。戦端を開くことには成功したようだ。

「これで状況は出来た。あとは動いてるやつを全部片付けて」

「スキャンした、ビーコンセット。ターゲット地点を設定」

モニターに2つのポイントと距離が表示される。

「見つけ次第全部よ、そういう契約だから」

飛びかよう高機動型をバトルライフルで撃ち落とし、接近してきた防御型にブーストチャージを食らわせる。

左膝のシールドと防御型の装甲が衝突しガギンッという金属音が鳴り響く。

次々と破壊されていく通常兵器がその無惨を晒し、戦闘後そこにはACと燃え盛る残骸が残る。

「残りターゲット、およそ半数」

ファットマンが教えてくれる。

「シリウスの方は片付けた。次いくぞ」

ヴェニデの部隊は接近してきており、既にポイントの座標にはいない。

右腕のライフルをハンガーのレーザーライフルに換装、エネルギーをチャージする。

そしてチャージ終了と共にトリガーを離すと橙色のレーザーが発射され、接近する高機動型を撃ち落とした。

チャージしながらヴェニデ部隊に接近、高機動型をバトルライフルで撃ち落としつつチャージされたレーザーで別の高機動型を落とす。

高機動型は全滅、防御型が残る。

「あと少しだ。さっさと片付けてくれ」

両腕の武装を換装、グライドブーストで防御型の側面から接近し、レーザーブレードで切り払う。

刀身から吹き出た青いレーザーが防御型の装甲を容易に熔断した。

あと2機

左へハイブーストで移動しながら防御型の1機をライフルで撃ち抜き、撃破する。

ラスト

グライドブーストで直線的に突撃、さらにこの状態でハイブーストを吹かせ、最高速度でブーストチャージ。

ガギンッという金属音と共に防御型は大破した。

「これで全部のようだな」

「スキャン完了、敵影はない」

―作戦目標クリア、システム、通常モードに移行します―

「いつも通り、レポートは依頼元に送信しておくから。おつかれさま」

「どういう話だったのか、何もわからんかったな。それもいつも通りか」

「そうだな」

この程度の依頼、本来なら傭兵を雇うほどのものではない。

「今のやり方は、そういうものでしょ。知らなくていいことは知らなくていい、なにひとつ」

「親父たちの世代は違ってたみたいだがね。生きにくい世になったものだ」

「そうね」

「そういうのが気にいらんのだろ、マギー
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