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【ONEPIECE】捨てられた人魚は恋をする【七武海×海賊】
人魚の国、死を呼ぶ国
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ワカバ「このお方が何者かは分かりませんが


大した勇気だと思います。


海軍、世界政府、天竜人――そしてあのお方≠スちにこのようなご挨拶≠されるとは」


ロメナ「…味方、とこのお方は仰っていますが姫様は誰かご検討をおつきですか?」


リオ「こんな事しそうなのはあのイカれたジジイしかいない。


にしてもよく分かってるじゃん、私がリベンジ≠するって事を」


ロメナから返された手紙を受け取ったリオは手紙を机の上に置き、


もう一度読み返しては口角を上げていた


リオ「そしてどういう訳か


・・・あのイカレたジジイは伝言としてこんな事も言ってる」


封筒の中にあったもう一つの小さな紙切れを手に持つと


一歩前へ踏み出たロメナ、ワカバ、ラルの三匹が眉間に皺を寄せた


リオが手に持っている小さな紙切れには


国を抜けて地上に出よ


という短い言葉だけが、書かれていた


ロメナ「な、なんと・・・姫様を国の外へ出せと!?」


ワカバ「姫!!それはなりませんよ!!」


リオ「私的には皇帝の座を下りてでもいいんだけどね〜」


ラル「ご冗談でもそのような事は仰らないで下さい!!」


ロメナ、ワカバ、ラルの順番に三匹が力強く机の上を叩くと


クルっと椅子を回転させたリオが部屋の窓から外を眺めた


ワカバ「そうですよ!!姫のおかげで…私達や国の人魚たちが助けられているのですよ!?」


ロメナ「姫様…今のお言葉はご冗談ですよね!?」


ラル「姫…!!」


三匹の言葉に嬉しそうな、


小さな笑みを浮かべたリオが


さっきと同じように椅子を回転させると三匹の目を見た


リオ「冗談、っていうか…私が死ぬまで皇帝の座を下りる気はない」


その言葉で三匹の人魚たちが嬉しそうな顔をして胸をなで下ろす


リオ「…けど私は、コイツの言葉に従うしかない」


ラル「!?」


ワカバ「何故です?!」


リオ「あのジジイの予言≠ヘ必ず当たるから」


今度は優しく微笑んだリオが


小さな紙切れと一緒に送られてきた手紙を封筒の中にしまうと


一番上にある引き出しの中に閉まった
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