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【ONEPIECE】捨てられた人魚は恋をする【七武海×海賊】
これはただの挨拶だ。
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―――これは今朝、三大勢力の一角の一つである海軍本部に送り届けられた手紙であった
この手紙を読んでいる『裏切り者たち』に告ぐ
お前たちは『危険な人魚』を海に返してしまったようだ。
海軍本部、世界政府、天竜人は彼女の恐ろしさを分かっていないみたいで
これからの…彼女がやる復讐(リベンジ)が楽しみで仕方ない。
最愛の恋人にまで裏切られた彼女が、女が、そのまま黙っているとでも思うか?
そう思う者は愚かできっと脳の回転が普通の人より遅いのだろう
海に愛された能力≠持つ能力者は私が考える限りは、
この世でたった一人だけだろう。
彼女は力をつけて必ず戻って来るぞ、
新たな仲間も加えて…必ず自分を裏切った奴ら全員を殺しにくる
ああ…そうだ、お前たちに伝えねばな。
この手紙を書いている私≠熹゙女の味方であり、仲間だ
これは脅迫状なんかではなく、私からの挨拶のようなものだ
海の底に住む人魚≠ェどう変わるのか…。
――――― 一つだけ忠告しておく。
『船旅』は十分に気をつけてしたまえ、気を抜かずにな。
捨てられた人魚≠フ味方より
センゴク「……はぁ」
手紙を手に持っていたセンゴクが
隣に座っていたガープに回すと、
ガープと一緒に手紙を読み始めたつるもセンゴクと同じように大きな溜息をついた
つる「だから言っただろう。
彼女≠セけは絶対に手放してはならんと」
ガープ「おつるさん…今のセンゴクにそんな事は言わんでくれ」
つるが何か言いたげな顔でセンゴクの背中を見つめても
ガープは右手の平をおでこに当てては静かに目を閉じ、首を横に振った
赤犬「おお…力を貸そうとしなかった女の仲間からの脅迫状か」
センゴク「サカズキ、口を慎まんか。
アイツの実績は他の七武海よりもいいんだぞ」
手紙を読んだ後からずっと窓の外に目を向けていたセンゴクが
腕を組んでどうでも良さそうに読んでいる赤犬を軽く睨むと
黄猿の手から手紙を奪い取ったセンゴクがそれを机の上に叩きつけた
センゴク「天竜人も世界政府もこうなる事は予想していたはずだ」
ガープ「だといいんだが」
センゴク「……この話がもしも本当ならば、
我々能力者≠フ死は確実に近くなるぞ」
部屋の中にいた黄猿と赤犬以外が深刻な顔をして、
机の上に置かれたコーヒーが入っているカップを睨んでいた
そして海軍組織センゴク元帥宛に送り届け
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