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【銀桜】3.モンハン篇
第4話「現実とネットゲームのパラメーターは反比例する」
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とぱっつぁんの視界に何かが入る。
【どうした、ぱっつぁん】
【向こうに誰かいます】
 ぱっつぁんが指差す方の荒野に小さな人影があった。
 結い上げた紅色の髪と腰にピンクリボンを結んだ少女の後ろ姿。
 一際目立つ艶やかな色の外見に、今の今まで気づかなかったのが不思議だ。
 しかし目につく派手な色で灰色に染まった大地をうろちょろするのは、敵に見つけてくれアピールしてるようなものである。
 遠くの少女を見ながら、Mが眉間にシワを寄せる。
【もしかして迷っちまったのかもしれないな。初心者は後先考えず出歩いて危険区域に入っちまうことがあるんだ】
【つまりさっきまでの僕たちですね】

“ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ”
      “ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ”

 轟音。
 しかも二重に響いている。Mと銀子たちはとっさに身構え戦闘態勢に入る。

〈神獣アクロスガーズ×2が現れた〉

 だがモンキーが現れたのは、さきほどの少女がいる場所だった。
 ぱっつぁんたちが安堵する反面、少女に危機が迫る。
 二匹のモンキーは少女を挟みうちにし、完全に逃げ道を塞いだ。
 そしてモンキーたちは容赦なく総攻撃を仕掛けた。

【危ない!!】

=つづく=

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