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【銀桜】3.モンハン篇
第1話「勢いで流行にのってもスベるだけ」
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ゃねェか。ゲームで大儲けなんたァ楽勝だ」
「倒せばいいアル!」
 銀時と神楽はやる気満々。もとから興味があった新八も同意であった。
 最近依頼もなく金銭的にも困っていたため、こんなおいしい話を逃すわけにはいかない。
 そうじゃなくても「遊んで稼げる」というだけで、やる気はどんどん増していく。
 だが盛り上がる三人に便乗せず、ただ無言で眺める者が一人。
「双葉、オメェもやれ。人手が多い方が儲かるからなァ」
 銀時はいやらしいと感じさせるウハウハな表情で誘う。
 しかし彼女から返ってきたのは、期待していたのとは裏腹のものだった。
「フン、くだらない。天人の技術なんぞで金儲けだと。ましてやゲームで?そんな上手い話があるか。バカバカしい」
 冷たく言い放ち、彼女は外へ出て行ってしまった。
「なにヨあのKY女!今時パソコンもできないなんてただの時代遅れアル」
「仕方ないよ。双葉さんこうゆうの好きじゃなさそうだからね」
「………」
 万事屋に来てから大分経つが、未だにこの枠の中に入って来ない。
 それとなく誘うが、冷めた態度で突き放すだけ。神楽とはいがみ合い、新八には毒舌を吐き、そして実の兄にも一歩距離を置いている。もとから社交的な性格ではないが……理由はそれだけじゃないことぐらい分かってる。
「…………」
「あんな女ほっといてさっさとハントね」
 妹が去って少し溜息をついてから、銀時は再度目に強欲の光を宿し、場を仕切り直した。
「おぉし!いくぜ、テメーら!!」
「はい!」「きゃっほ〜!」

=つづく=

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