第2話
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よう。
そこは、古代日本の都があった処であった。古来日本には、封印された化け物が多々あったというそいつ(・・・)も古代日本では、邪神と恐れ、奉られていた。
奈良県某所某河川敷キャンプ場
此処に泊りに来ていた4人家族は、こじんまりとして居ながら何処か心休まる風景を思いっ切りそれぞれに堪能していた。この家族は、古くから日本の指導者を陰から見守り、其れを仇名す脅威を密かに潰していった一族であった。
そんな特殊な家系に生まれた姉妹は、そんな特殊な家系の独特の殺伐とした空気を無視するかのように大の仲良し姉妹であった。
姉の名前は、刀奈といい殆ど自分で何でも出来るという、ある種の天才であったが、どこか人を困らせたり、おちょくったりしている悪戯娘の感じがあった。
妹の方の名前は、簪といい、姉よりもほんの少しだけ劣る部分があるが、姉よりも少しだけ大人びている感じがあるが、姉と比べても元気娘で性格も明るかった。
簪「ねえねえ、お姉ちゃん。私少し森の中に行ってきてもいい?」
と、近くの川で泳いでいた刀奈に聞いてみた。刀奈は、泳ぐのを止め
刀奈「いいけど、あまり遠くに行ってはだめよ。お母様やお父様が心配するから、でも私の方からお父様やお母様に行っとくから行ってらっしゃい。」
と笑顔で返事をした。
簪「ありがとう、お姉ちゃん。」
と感謝を述べて、森の方へ歩いて行った。
それが新たなる物への邂逅とこの家族に起こる物語の序章など、このときは誰もそう神さえも知る由もなかった。
簪は一人鬱蒼とした森の中に入っていった。一応虫除けを体に吹きかけて、小さめのショルダーバック(内容物:懐中電灯,水筒、タオルなど)を肩にかけてのんびりとした歩き方で好きな歌詞を口ずさみながら森林浴を楽しんだ。
簪「はあ、森の空気って気持ちいい、疲れとか嫌なこととか忘れられる。」
と満足そうに歩いて行った、暫くすると小さな小川があった。すると喉が渇いていた簪は、小川の水を少し掬い喉を潤した。
簪「うん、とっても美味しいな。あれ、なんだろうあの祠?」
すると、小川の反対側にこじんまりとした祠が目に飛び込んできた。
その祠は、まるで斜面に埋め込まれている様な格好で佇んであった。その祠は、なにか不思議な雰囲気が周りに流れていた。
簪「なんだろう、不思議な感じまるで私を呼んでるみたい。ちょっとだけ、はいってみようかな?でも、閉まっているかも。」
と小川に点在している石を飛び石代わりに祠の入り口まできた。
祠の近くまで来たときに気が付いたが、その祠は、鍵の類が全く無く誰でも簡単に入れるようで扉の間から風が流れているようで、時折カタカタと音がしていた。
簪「入っていいのかな?少しだけならいいよね。」
と思いながら、ゆ
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