マブラヴ
0821話
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1950年から始まった宇宙開発は、瞬く間に月に恒久的な基地を築き上げ、そこを中心として更に開発の波は広がっていく。
そして……1958年、火星に到着した無人探査衛星が火星で1枚の写真を撮る。そこに写っていたものこそが、BETA。
その後、国連でああだこうだとやっている間に1967年、月面にBETAが現れて人類とBETAの戦いが始まった訳だ。
で、月面での戦いが続いている中で1973年、中国にBETAの着陸ユニットが落下して、ついに地球上でもBETAとの戦いが始まるが……中国は自分達だけで片付けると同盟国のソ連と共に攻撃。最初の時点では制空権を握っていたのが、光線級が姿を現した事で手に負えなくなって核を使った焦土作戦に出る、と。
中国とソ連が戦っている中で今度はカナダにBETAの着陸ユニットが来たが、そちらはアメリカの……
「うおっ、マジか!?」
「どうかしましたか?」
「いや、何でも無い」
軍人に言葉を返し、改めて画面へと視線を向ける。
そこに表示されているのは、戦略核を集中運用し、カナダの半分近くに人が住めなくなったという情報。
だが、アメリカのこの選択は正しかっただろう。中国に落下したBETAに押されまくっており、今や世界のかなりの部分がBETAの支配下にあるのだから。もしこの状態で人類が2正面作戦を強いられていれば、恐らく今頃既に地球はBETAに滅ぼされていただろう。
そして今やユーラシア大陸の多くはBETAに支配されており、それを何とかして押し留めようとしている……というのが現状らしい。
何ともまぁ随分と詰みかけている状況だな。
一通り歴史を眺め、次にBETAの情報を見るべくコンピュータを操作する。
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