第八話 小林中佐!!そんなのどうでもいいから女の子の水着だ!!その十四
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「これを押せばな!」
「俺達の勝ちだな!」
「出ろイエローサブマリン!」
ビートルズの歌とは名前が同じだが全く違うものだ。
「そして悪人を吹き飛ばしてしまえ!」
「正義は勝つんだよ!」
尚武も言ってだ、そしてだった。
尚智がスイッチを押すとだ、海からだ。
潜水艦が出て来た、イエローサブマリンと言いながらもそのカラーリングは黒だ。潜水艦の色である。全長三百メートル位だ。
その潜水艦の艦首の後ろからだ、無数のミサイルが放たれてだった。
丁渡海から上がり完全に無防備になっていた小林に襲い掛かった。そしてだった。
小林は吹き飛ばされていった、その相手がいなくなった砂浜にだ。
二人は上陸してだ、ゴールを潜りガッツポーズをして叫んだ。
「やったぜ!」
「今回も勝ったぜ!」
「見たか俺達の新兵器!」
「無敵の潜水艦イエローサブマリン!」
色は黒だが名前はこうだ。
「ミサイルで敵を吹き飛ばす!」
「まさに正義の潜水艦だ!」
「プラモ化して売れたらいいな!」
「版権は作者に言ってくれよ!」
「タミヤさんでもハセガワさんでも宜しくな!」
「バンダイナムコさん待ってるぜ!」
さりげなくメーカーへの宣伝もする二人だった、そして。
岩場の上に立ってだ、旭日を背に白波が立つ中でだ。二人は腕を組んでそのうえで堂々として言い切った。
「正義は勝つ!」
「何処が正義じゃ!」
即座にだ、観客から突っ込みが入った。
「水泳に潜水艦持ち出すな!」
「ミサイル撃つとかどういう魂胆や!」
「正々堂々と戦うこと知らんのか!」
「今すぐ海に戻って鮫に食われてしね!」
「ダイオウグソクムシみたいに何年も断食せい!」
「鳥羽の海から消えんかい!」
「二度と来るな!」
突っ込みと共にだ。一斉にだった。
観客達は二人にものを投げる、そして全世界のネットでだった。
動画に掲示板とだ、あらゆる場所に怒涛の如き書き込みが見られた。
「ジャスティスカイザー死ね!」
「いい加減にしろ!」
「また卑怯な手使いやがって!」
「あの半島を日本に渡せよ!」
「邪魔なんだよ御前等!」
「正しい行いの邪魔するな!」
ほぼ彼等の意見で書き込まれていく、そして。
二人はというと。悪びれもせず怒涛の罵声と投げつけられるものの中だ。海の中に戻りそのうえでだった。
「アイシャルリターン!」
「また水着のお姉ちゃんと奥さん達観に来るぜ!」
こう言って潜水艦に乗ってだった、そのうえで。
二人は去って行った、そして眞鍋かをりの写真集とDVDを心から楽しむのだった。
第八話 完
2014・8・24
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