暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈上〉
九校戦二日目(1)×クラウド・ボール
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ていないので試合中のテニスウェアスタイルであるが、不意に身体を冷やす事を助言したからだ。肩が触れ合う距離に椅子だが剥き出しの太ももを見ずに、操作をしていくと俺はおや?と思うところがあったので、脳量子波でゼロに語りかけた。

『ゼロ、何やらゴミがあるがこれはどうしたらいい?』

『ソフトからですね、私がやっておきますので彼女の計測データを下さい』

「会長、少しの間そのままでお願いします。計測をしますんで」

「分かったわ」

そう言ってから左手で作業しながら、右手で計測をし始める俺だったがすぐに終わったので計測データをゼロに読み込ませた後に少し調整をしたらコードを抜いた後に、トリガーや起動式切替スイッチの感触を確かめてから俺は会長にデバイスを手渡した。中のプログラムはいじってないし、今の精神状態と身体状態はオールクリア。すると何を思ったのか、手渡されたデバイスのグリップを握りトリガーに指をかけたまま膝の上に置いた。

「会長・・・・一応忠告ですが、実銃だろうがデバイス拳銃形態でも銃口をこちらに向けないでくださいますか?敵ならまだしも味方に向けられると、あまり良い気分はしないと思いますよ」

デバイスには銃口がないが、実銃を所持している俺からの忠告でもある。いくらデバイスであろうとも、ライフルタイプや小銃タイプのでも銃器の恐ろしさを熟知している者にとってはこちらに向けられると避ける余裕はあるが不安は残る。

「あっ、ごめんなさい。一真君は実銃持っているからか、そういう忠告もできるものね。それでどうだった?」

「上手に調整されてはいますよ。まあエンジニアである俺から言える事は、デバイス調整に熟知しているなと思っただけですけど」

「そうかしら?うふふ、エンジニア一の一真君からのお墨付きは有難いわね」

お墨付きというのは、俺は技術スタッフの中でも特に優れていると考えられているのか。それともゼロに頼っているからか、技術をあまり手を明かさない俺の為なのかは分からないがまあそう言われるなら素直に嬉しいとでも言っておこう。クラウド・ボールは九校戦の中で、一日の試合数が最も多い競技であるからなのか試合数自体はモノリス・コードが六試合と最も多く、クラウド・ボールはアイス・ピラーズ・ブレイクと同じ五試合だけどモノリス・コードとアイス・ピラーズ・ブレイクが二日間に渡る。なのでこの競技は半日で戦い抜かないといけないので、スタミナやサイオン量を最小でやらないと後が持たない。セット中も全てのボールを返すのではなく、ある程度失点は織り込み済みで無理のないペース配分を行わないといけない。

最初から最後まで同じペースで魔法を使い続けられる会長の様な選手は、反則級の規格外であるがもし俺がやるとすればもっと規格外な選手だと言われるだろう。赤龍
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