極端な臆病と無鉄砲との中間
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らどうだ!!
万の努力なら!!
なぜ武術・・・違う、忍術が何千年も伝えられてきたか…それは忍者の世界において…
努力は才能を凌駕するからだ!!!」
まだまだお前は努力が足りないだけで、無駄じゃない!
あぁ・・・良いセリフだ・・・だけどな先生
オレ、WS読者なんだ・・・元ネタわかると感動も出来ねえぜ・・・
思わず項垂れる
だけど
「コン、顔を上げろ
・・・そうだ、笑え」
まっすぐ先生を見上げ、笑って見る
どんな情けない笑顔だろうか、滑稽だろう
視界の端にいるザクが呆れたように殺意を飛ばしてくる
「前に進む時は下を見ちゃだめだ」
眩しい
ひどく、先生が眩しい
いつの間にか出ていた涙を拭う
「笑って前を見ろ」
印を組み、チャクラを練り上げる
弱い弱いと笑われてきたオレだが、やるときは、やるんだ
「笑うべきだとわかった時は・・・泣くべきじゃない・・・って奴ですね先生」
笑って先生に問いかける
「・・・まさかのからサー・・・よし、何やっても私が何とかしてやる、思う存分やってしまえ!」
死亡フラグを立てたような気もするが・・・先生がなんとかしてくれるらしいし、大丈夫だろう
腹部に力を込めてパルコのチャクラを引き出す
だがパルコのチャクラは極小で、今まで見せたことのない大きさの狐火をつくる
天井に届くであろう火柱は、周りの鉄柵を徐々に溶かす
チャクラに守られたオレに熱は伝わらないが、周囲のざわめきから察するに異常な高温だということしかわからない
もう一度印を組んで準備は万全
「というわけで・・・行くぞ、パルコ・・・!」
「は、そんなもんオレの術で・・・?!」
斬空波がオレを襲う???と見せかけて
術をまともに受けたのはオレの分身、火柱状の狐火を作った瞬間入れ替わったのだ
見た眼が派手な狐火に注目しすぎて気付かなかったらしい
本体であるオレは、ザクの背後で小刀を首に添えた
一筋の血が流れる
「ッてめ・・・いつのまにっ!?」
小刀ごと掴まれ、引き離されるが、もう遅い
「がっ・・・!
体が・・・?!」
麻痺毒を塗りつけた小刀だ
疲労した体にはよく染み届いたらしい
身動きが取れなくなり、そのまま崩れ落ちて行くザク・アブミ
「これが致死毒なら・・・もう死んでたな」
チャクラ切れか、意識が朦朧としてくる
最後に暴走しないよう狐火を消してから、地面に横たわった
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