極端な臆病と無鉄砲との中間
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
そしてヨロイのチャクラ吸引術から逃れ、見事勝利を得たサスケに満面の笑みを浮かべたナルト
ナルトも、サスケも良い顔をしている
そうしてカカシとサスケが連れたって去って行った、今頃呪印の封印がされるだろう
「それでは二回戦・・・
ザク・アブミ対ねたみコン!」
あ、オレになったんだ
下に降りるとすでにザク・アブミが着いており、見下された
「は・・・何処のザコだよ・・・」
睨みつけるが何の効果もなく、へらへらと笑われる
この野郎め・・・
「コーン!シュロパパとイカリママがついてるからなー!」
「がんばれー!」
2人の声援に思わず顔が綻ぶ
応援して貰えるってのは嬉しいものだ
「てめーみてえなチビに、負けるかよ」
気分が乱される、ムカつくヤローだ
大蛇丸の捨て駒のくせに・・・
「余計な挑発は控えてください
・・・それでは始めてください」
「食らいやがれ斬空波!」
開幕直後の攻撃、空気の塊がオレを襲う
自分から地面をけり上げてかろうじて衝撃を受け流すが、床にゴロゴロと転がった
転がりながら懐の起爆札を数枚取り出しクナイと共に投げつけた
時間差で爆発を起こす起爆札をかわされ、蹴りあげられ、衝撃波がオレを襲う
地べたに這い蹲るオレを踏みつけ、勝利の笑みを浮かべるザク・アブミ
・・・ムカつく・・・
「おまえ、はっきり言って才能ねえな
そういや、第一試験で吐血してたっけ?
そんなんでどうやって忍になるんだ?ん?」
何度も何度も踏みつけられる
才能、か
そんなもんあったら、こっちに来てなかったさ
「才能なくても努力すりゃなんとかなる奴もいるけどよ?
お前みたいな奴は努力しても無駄・・・わかるかァ?」
馬鹿みてぇ!と高らかに笑い、嘲るザク・アブミ
才能はない、努力しても実らない、変わらず弱り続けるそんな体
「・・・そんなことは、自分が一番よく知ってるさ・・・」
「あ?」
「オレに才能がないことぐらい、努力しても無駄だって知ってるさ!」
一の努力で足りなくて、百の努力をしてきても無駄だって分かってる!
叫びながらザクの足を払いのけ、体制を整える
クナイを構え、起爆札の準備をしようとして、上から聞こえてきた声に戸惑った
「いいや、それは違うぞコン!」
鉄柵から身を乗り出し、竹刀片手に叫ぶ女・・・シナイ先生
はらはらと両脇にいるシュロとイカリがやけにか細く見える
「たしかに百の努力は一つの才に劣るかもしれん…
だが!!千の努力な
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ