第19話 川神学園ネット掲示板にて緊急速報! あの武神が変態の橋で寝取られたって本当か!?
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ながら、百代は手を構える。
この時、長宗我部には勝算があった。
長宗我部は、昨夜の内に思い付いた名誉挽回の法方として、武神を倒す旨を士郎に携帯で連絡した。
その時に何故か、電話越しからも判るくらいに士郎の声が落ち込んでいたが、武神の戦闘時の特徴を事細かに聞いていたのだった。
故にこの勝負、必勝のつもりで事に臨んでいた長宗我部だった。
そして、宣言通り百代は、指弾を放ってきた。
しかし、長宗我部はそれを躱さずに、それを受けつつ技を流した。
「何!?」
この予想だにしなかった展開と光景に、ファミリーメンバーも、周りで百代の決闘がみられると聞いて集まってきた川上百代ファンクラブ員も、何より指弾を放った百代自身が驚いていた。
「如何した?武神。この俺を一撃で倒せるように言っていたように聞こえたがぁ?」
図星を突かれて百代はムッとすると同時に、少しは出来る奴じゃないかと、評価を上方修正した。
更に言えば長宗我部は、全身に気を纏っていた。
「長宗我部といったか、昨日はお前、気を使ってなかっただろう?」
「ああ。気を使わずとも、お前たちに勝てると思いあがっていたからな。結果、あのざまよ。だがこのまま帰っては、四国の王と俺を慕う者たちの裏切りになるからな。更には、気の修得時の師であり、世界にも胸を張れるほど誇れる益荒男たる、あいつの友としてこれ以上恥の上塗りをする訳にはいかんのだ!!」
言い切ると同時に百代に突っ込んでいく長宗我部。
その行動に百代は・・。
「見くびっていたことは謝罪しよう。だがそれでも勝つのはこの私だ!川神流―――――星殺し!!」
百代は、交流戦で天神にも放った技で、長宗我部を迎え撃つ。
しかし、長宗我部は足を止めずに片腕を前に突き出しそれを止める。
「何だと!?あれを受け止めたというのか!」
「如何だ!と言いたい処だが、さすがに受け止めてなどおらぬわ。というか出来ぬ。これはオイルの滑りと気を融合させた事によって初めて可能となっただけにすぎぬ。その証拠にお前の気弾は、俺の掌の中で回り続けておるわ」
そう、よくよく見ると長曾我部の掌で、気弾がくるくると回転していた。
「これはまとめて返すぞぉおお!!我流奥義―――――技返し叩き!!」
突っ込みつつ、とどめていた気弾を百代に返す長宗我部。
「っ!ぐぁあああ!!?」
かなり距離が詰めていた事と、まさか気弾をそのまま返してくるとは予想だにせず、回避が遅れて直撃を食らってしまった百代。
瞬時に瞬間回復を行ったが、先ほどの衝撃で宙を舞う。
「まだだぁ!!」
そこで、宙にいた百代に突っ込み、ついに捉えて組にかか
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