第19話 川神学園ネット掲示板にて緊急速報! あの武神が変態の橋で寝取られたって本当か!?
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かと士郎が尋ねると「面白そうだから」だ、そうだ。何とも九鬼帝らしい理由だった。
兎も角、京が話せば、必然的に百代以外のファミリーメンバーが即病院送りになることは必至。
何といっても、京が頼んでいるのは、何時も京自身で作っている激辛殺人料理が可愛く思えるほどの辛さらしい(それでも一応、美味しさを追求しつつ致死量ではない)。
「まさか、京とシロの奴が知り合いだったとはな・・」
この事実に、声にも表情にも表れていないが、ほんの少しだけムッとする百代。
それが嫉妬であると、百代は自覚してはいない。
しかし、大和に年中恋している京だけが、百代のほんの僅かな感情の機微に気付いた。
(あれ?もしかしてモモ先輩って・・・でも、士郎さんにはジャンヌと雫がいるって事、教えた方が良いかな?)
そんな京の考えや、他のファミリーメンバーの反応をよそに、一子は別の考えに耽っていた。
(まずい、まずいわっ!お姉さまだけじゃなくて、京まで士郎さんと知り合いだったなんて。この事であたしが嘘をついてるって事が士郎さんにばれたら・・・・考えるのはよそっ!?と、兎に角、このことを今この場で告白しよっ!今からすれば、お怒りも少なくなるかもしれないし)
そう決意した一子は、意を決して告白することに決めた。
「おね「ぐぅあはっはっはっはっ!待っていたぞ、川上百代!俺は、西方十勇士・・」
声を掛けようとしたにも拘らず、変態の橋に差し掛かったところで、上半身だけ裸の筋肉ダルマに邪魔をされる一子。
「てめえは、趙孫堅!」
そこに、突如現れた趙孫堅に対して、先ほどまで怒り狂っていたガクトが、食って掛かる。
「別の意味で全然違うだろうが!長宗我部だ!チョーさんとでも、呼べ」
明らかにおかしいガクトの呼び名に対して、すかさずツッコみつつ修正した長宗我部。
「交流戦で不本意な負け方をして、名を下げちまったからな。武神を倒して、名誉挽回というわけだ。ぐぅあはっはっはっはっ!」
その挑戦に快く受ける武神、川神百代。
そしてそのまま橋を渡り切ってから、河川敷の近くまで下りてきて決闘を始めるようだ。
長宗我部は始める前に、持参してきた樽を豪快に明けてから、その中のオイルを頭から被る。
どこまで行こうともこれが長曾我部の戦闘スタイルのようだ。
「さあ、俺のオイルレスリングで、ヌルヌルにしてやろう!」
しかし、そんな様子に対して、いつものように余裕さを崩さない百代。
「私がそんな技にかかったら、川上百代が寝取られたって、学校の掲示板が炎上してしまうだろう?よってここは、指弾で打ち抜いてやろう!」
そう言い
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