第19話 川神学園ネット掲示板にて緊急速報! あの武神が変態の橋で寝取られたって本当か!?
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だろう。
百代の、その夢に出てくる人物と再会しない限り、あの悪夢を定期的に見続ける事に成るのだから。
「それは、かくかくしかじかなんだ」
「それはまた、すごい偶然ですね」
「ああ。と言ってもシロの奴は、今ではもう社会人だから、そんなに頻繁には会えないけどさ」
「ふーん。って、あれ?確かその人はモモ先輩の3歳年上なんだよな?」
キャップの疑問に、それが如何した?と答える百代。
「なら、その人は中卒か高卒なのかと思ってさ」
「いや、大学院修了してるらしいぞ?とっくに」
百代の言葉に京以外が『ん?』となった。
「シロの奴、中学の時に他の追随を許さないぐらいに、ぶっちぎりに頭が良かったんだと。それに加えて藤村組の重要人物ってこともあったし、英国の超有名な総合大学に御呼ばれされて。3年間ほど留学してたんだってさ。しかも歴代首席卒業者のランクの中に3位の成績で首席卒したらしいんだよ」
「へ〜・・・って!ちょっと待ってくれよ!?モモ先輩!」
「ん?如何したのさ、ガクト」
百代の説明を聞いていたガクトは、バカであるにも拘らずファミリー内の誰よりも早く、あることに気が付いてしまった。普段はバカなのに。
「そいつは、藤村組の重要人物で、すんげぇ頭良くて、更には武道四天王に選ばれるくらいに強いって、天はそいつに何物与えてんだよぉお!!?」
「ついでに、なかなかカッコイイ顔している人だよ、ガクト」
「ぬぁんどぅつぉおおおお!!??」
ただでさえ、うるさく喚き散らしているのに、京の余計なひと言のせいで、さらにヒートアップしだしたガクト。
だが、そこで・・。
「如何して、知ってるんだ?京」
大和の疑問に対して、素で答える京。
「だって、知り合いだからね」
その答えに皆が『なにぃ!?』と驚きの声を上げる。
「ごめん、ちょっと事情があって言えなかったんだ。でも、モモ先輩と士郎さんが知り合いだったなんて事は、初めて聞いたけど・・」
(言う訳にはいかない・・。だってそんなことしたら、モモ先輩以外は最悪病院送りだからなぁ)
何故事情を話すと病院送りなのかというと、小料理屋《衛宮邸》のたまに訪れる客の一人である九鬼帝が、ある提案を勝手にした。
「今日から、ここに来る客の毎回の食事代の4割を俺が負担する。但し、ここは隠れ名店にしたいから誰にも紹介しないこととする。但し、本当に紹介しなければならなくなった場合、その者が一番よく食べている料理を食べさせる。それともう一つ、ここに来る客の顔ぶれを数えたところ、2桁に収まっているので、3桁超えた時点で負担はしない」
という、わけのわからないルールを付けたのだった。
何故こんな事をしたの
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