第19話 川神学園ネット掲示板にて緊急速報! あの武神が変態の橋で寝取られたって本当か!?
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皿洗いなどで食器を割ってしまう事もよくあって苦手ではあったものの、今では士郎に届かないまでも、一流並みの家事スキルが身についていた、メリッサであった。
「よし、まずはこの屋敷を隅々まできれいにしましょうか」
意気込みと共に、メリッサの新しい日常が此処に始まった。
−Interlude−
ここ、川神学園の生徒の半数以上の通学路となっている土手にて、風間ファミリー全員がほとんど何時も通りに登校していた。
「ふふ、お姉ちゃんちょっとハイなんだ」
「まぁ、かっこうのバトル相手が来たからね」
「ああ、美少女らしくワクワクしてきたぞ」
闘気を昂ぶらせる様に、百代は心底嬉しそうにしていた。
「・・・遠目で見てたけど、義経は相当な使い手だよ」
「さすがは日本が誇る英雄、是非ともお相手願いたいものだな。それと・・・」
「昨日の黒騎士か・・」
クリスが昨夜の光景を、思い出しながら口にする。
「ああ!今日から同じ学び舎で会えるから、昨夜はあえて挑まなかったが、是非とも戦いたいものだな!!」
「あれ?その黒騎士と互角に戦って、かなりの強さを証明したジャンヌ・オーリックには挑まなかったの?義姉さん」
「それが・・あの時は、友人を守るために戦いに赴いただけって事らしくて、基本的には争い嫌いなんだと」
心底残念そうに説明する百代。
「それじゃあ、断られたんですか?」
「ああ。ジャンヌちゃんは、まゆっち以上に無駄な戦いを避けたがるようだな。こっちから無るやり仕掛けるのは、爺に禁止されてるから駄目出し、こういうのは本人自身がやる気を出さない限り、戦っても満足できるかどうか怪しいんだよなぁ」
ファミリーたちとの合流時とは真逆に、百代は黄昏ていた。
それはそうだろう。学年は違うとはいえ、同じ学校に昨夜ほどの戦闘力を見せた武術家、しかも絶世の美少女に断られたのだから。
「・・・・・あっ、そう言えば、昨日は私のことを、気遣ってくれたんだってな。お前たち!」
百代の言葉を聞いて、ファミリーメンバーの皆はハッとする。
武士道プランや昨夜の黒騎士のおかげで、今日は朝から機嫌がいいので、誰も触れないようにしていた話題だからだ。
それをまさか、自ら聞いてくるとは思いもしなかったからだ。
「なんだ、お前たち。揃いも揃って、そんな辛気臭い顔して・・・って、元々は私が原因だったんだよな、悪い悪い」
「その様子だと、やっぱり大丈夫なんだね。義姉さん」
「ああ、心配かけたな、お前たち。昨日みたいなことは多分、もう起きないと思うぞ」
「あやふやだね。でも、如何してそんなこと言いきれるの?モモ先輩」
モロのこの疑問は、当然なもの
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