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魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈上〉
九校戦一日目(2)×バトル・ボード予選とティータイム
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女性秘書的な雰囲気を出していた。あと俺の中にいるドライグ達がうるさいので、外に出してやった。

「その服装していると拠点にいる蒼い翼で働いている秘書を思い出すな」

「それは私も思いましたわ、もしかして朱璃さんですか?」

「まあな」

拠点にいる蒼い翼秘書はたくさんいるが、古参なのが姫島朱璃さんだ。バラキエルの妻で朱乃の母親で、現在は娘と共に蒼い翼で働いている。この場にいる玄信達もスーツ上下やシャツ・上着なしの平服姿で私服のような感じのようだったけど。

「ドライグ達も見るのは久し振りよね、でもまさかグレンデルまでいるとは思わなかったけど」

『俺を知らないという事は、俺様が一真の旦那の仲間になる前なのか?』

『恐らくそうだろうよ、俺達は知っているがグレンデルが仲間になったのは最近のように思えるからな』

「あちらはあちらで盛り上がっているが、こちらも乾杯をしようか。織斑少将とドライグ達の再会を祝して乾杯」

『乾杯』

ホントはめでたい席には紅茶にブランデーを入れる幸典だったが、医者の不衛生というのはどうかと俺も思いたいが軍医兼カウンセラーの時があったのか同じ気持ちとなってしまう事がしばしばある。山中幸典軍医少佐は一級の治癒魔法師だからなのか、たまに先生と呼ぶ響子が嘆いていたけど。こいつらは幹部でもあるが、正直俺はこいつらの元部下だけなのにどうしても呼称は織斑少将となってしまう。擬態後の姿でもな。

「お前らは相変わらずだな、俺の事も擬態してもしなくとも呼称で呼んでしまうからな。たまに俺もドキっとする」

「まあそれはしょうがないですよ、俺達も自然と口に出してしまいますからな。それに今日の鍛錬でもまた勝てないのは悔しいところです」

「私も覚醒してからも軍医をやってますが、織斑少将の治癒に関しましては私以上ですよ。最早神の力とも言いますが」

「それで?サード・アイのあれはどうなった」

「お陰で助かりましたよ、それと黒鐵改専用のは僕だけでは出来ない事なので」

長距離・微細・精密照準システムは立派にテストしてみせたからなのか、こちらが使う黒鐵改専用サード・アイは調子が良い。ここにいるメンツ達は今日の朝にも会っているし、響子と真夜専用ISを一から創り出せるのは俺だけ。だからなのか全然久しぶりという感覚ではなく、昨日会った友達感覚である。話題は昨日の賊についてになっていたけど、ここからは隣でお喋りしていた深夜達の障壁をなくして話していた。

「やはり昨日の賊は、無頭竜でしたか」

「ああ。だが目的までは分からなかった、ここで何をしようとしていたのか話をしてくれない。尋問中であるが、もしかしたら一真さんの力を借りる事になりましょう」

「軍医少佐であるあなたなら、簡単に口を割らせる
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