九校戦編〈上〉
九校戦一日目(2)×バトル・ボード予選とティータイム
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る部隊の特殊性から軍内では階級以上の待遇を受けるそうだ。本来ならば、大佐クラスが使用する広い客室にルームサービスのティーセットを並べて玄信は大隊の幹部と共に一服していたようだ。ただしいきなりの大勢だったのか警備兵(玄信の部下)も一人のはずが大勢来たため戸惑っていた。こいつは俺の部下ではないからだ。
「少佐、お客様がお見えになりましたが、私が聞いている範囲を超えた人数が来ています」
「何?大勢だと。何人来ているんだ?」
「全員合せて9名です」
俺達が入る前に、警備兵が一人ではなく九名なので、先に中に入り確認をした警備兵だった。そして中から聞こえてきた会話だったが、俺らが入った後にドアに鍵をかけて防音結界と人払いの結界を張ってから俺は擬態前の姿となった。その姿は国連軍第00独立特殊機動部隊ブラック・シャークの大隊長兼司令官をしていた織斑一真少将の姿になった。
「なんとまあ、まさかここで織斑少将を見るとは思わなかったな」
「机はどうしましょうか?『俺に任せな、響子』あら、名前で呼んでくれるのもあの時振りね」
そう言いながら玄信達は立ち上がり全員敬礼をしてから、俺が指を鳴らすと机が一つしかなかった机が二つとなり椅子も創造して創らせたのを置いてから俺達は座った。まあ蒼太は俺の護衛者であるが、今回は深夜達と一緒にさせてから俺は響子の隣に座った。ホントなら俺が少将という呼称で呼んではならないし、国防陸軍第一○一旅団独立魔装大隊とは関係ないけどここにいるのは、別外史では部下として一緒に任務を全うした戦友達だ。それにここにいる全員が20〜29と歳は停まっているので、俺らとは同じ年代でもある。テーブルは円形で独立魔装大隊のティータイムは円卓の精神をモットーにしていると聞いた事がある。このテーブルはここにある物ではなく、玄信がわざわざ運び込んだのだろうな。
「ここにいるのは全員大人だが、ティーカップで乾杯というのはシャレにならんな」
「しょうがないですよ、織斑少将。ここにいるのは大人だが、あなたは午後から擬態後の学生姿となるのですからな」
「朝の鍛錬振りだが、まあしょうがない。今度飲みに行かないか?無論ここにいる全員とな、もちろん場所は地上じゃなくてここの真上上空にいるトレミーで」
「それはいいですな」
「あとコイツらも出すか、来い!ドライグ、サマエル、グレンデル、ペルセフォネ!」
そう言いながらティーカップを渡してくる響子に礼を言ってから、ソーサーごと受け取った。あと深夜達とは障壁を作る事で、あちらの会話は一切入ってこないようにしたけど。たまには、女性同士で話したい事はあるんじゃないかと思っての俺の計らいだったが、蒼太だけは俺の隣に座っている。響子はレディーススーツを身に着けている。なので蒼い翼の若手
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