暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈上〉
九校戦一日目(2)×バトル・ボード予選とティータイム
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する事なので固定をするパーツとなっている。人間とボードを一つにした物として、移動魔法をかけている。常駐ではなく、硬化魔法と移動魔法も、コースの変化に合わせて持続距離を定義して前後の魔法と被らないようにしている」

「へぇ・・・・」

自分の得意魔法故に、それが高度な技術だと言う事はレオも理解している。まあこれはこれで面白いと思い、空間から出した小さなパソコンを出してから硬化魔法の応用を兼ねた設計図を作りながら俺は見ていた。それも設計図というのをキーボードに打ちながら試合を見ているので、エリカやレオは試合よりも俺が出したのを見ていた。

「うわぁ〜。相変わらず速いなぁ」

「俺も同感だぜ、それも試合を見ながら何かをしているなんて技術スタッフでも出来ない事だぜ」

「お兄様?」

「ん〜、何か作れそうだから何か打っているだけだ。あまり気にするな、ほ〜う、上り坂を加速魔法や振動魔法を併用しているようだ」

深雪が何か質問されたが、競技を見ながら打ち込んでいる様子を見ていた。が、画面は何を打っているのか分からないので競技を見ていたが、水流に逆らって昇って行くのと外部から受けた加速のベクトルを逆転さえる術式である加速魔法と逆位相の波を作り出して造波抵抗を弱める魔法も使われている模様。俺が使うとするなら、ボードに風術と水術でやるけど。

「常時、三種類から四種類の魔法をマルチキャストをしているのは並みの魔法師ではなさそうだな(現代魔法ではの事だが)」

一つ一つの魔法はそれほど強力ではないが、組み合せが絶妙に思えた。芸術の域まで高められた高速高精度の魔法で観客たちを圧倒した会長に対して、渡辺先輩は臨機応変多種多彩、虹のように重ね合わせた魔法で観客を魅了していた。どちたも高校生のレベルではないが、坂を昇ってからの滝からジャンプ後の着水と共に水面が大きく波打つので、後方にいた選手たちを巻き込む形で落水寸前に追い込んだ。

「戦術家のようだな・・・・」

「性格が悪いだけよ」

俺の呟きに、エリカが憎まれ口で応じた。特に反論はしないが、性格が悪いと言うのは戦術家としては褒め言葉のようなもんだ。一周目のコース半周で渡辺先輩の勝利は確実となったのだった。今日のバトル・ボードは予選のみで昼食後に第四レースから第六レースが行われる。午後はスピード・シューティングの準々決勝と決勝を観戦する事にして、俺は皆と別れた。

深雪もエリカ達と一緒に行かせてから、一緒に見ていた蒼太と桜花達三人に深夜、穂波さん、真夜と合流した。八人でホテルに戻ってから、高級士官用客室へ向かう。今日の朝鍛錬で昼間空いたらなという約束を果たす為であったが、俺だけじゃなくて蒼太達も行くと言い出したために大勢を纏めてから行ったけどな。玄信の階級は少佐だが、その戦歴と率い
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