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D.C.V〜ダ・カーポV〜過去の人がやってきた??〜
さくら「お兄ちゃ〜ん??」ガバッ杏「園長先生って昔はこんな感じだったのね」茜「今とあんまし変わんないね杏ちゃん」
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僕なりの歩む道だからね」
さくらはそう語った。
そうね、大事なのは過去じゃない。今をどう生きるのか?それが一番大事。私だって魔法は使えなくても『孤高のカトレア』なのだから。
立夏sideout
純一side
俺は今、さくらの大切な友人達との会話を聞いていて思った。
さくらは変わったと。自分の弱さを認めそこから一歩踏み出したのだ。俺も前に進まなきゃな、音夢を幸せにするためにも進まなきゃいけないな。
にしてもここに俺とさくらの祖母ちゃがいるってことにさくらは気付いているのだろうか?
「とりあえず、家に戻りませんか?そろそろお夕飯の支度しなきゃいけないですし」
前世の姫乃が言うことに俺達は頷きあって、家に向かった。
「これが、咲姫と雪音の親友さんなのね」
家に帰り、まず俺達は全員桜内家に集まった。そして音姫の未来に事情を話し全員で、夕食を頂くことにした。
今日は未来の義之も早番で帰ってきていた。
純一side end
義之side
「にしても、ここには料理が得意な人が沢山居るわね」
不意にまゆき先輩がそんなことを言い出した。その言葉に由夢の肩がビクッと動いた。
「私や、美春さんも得意ですよ。それに森園さんも美味しかったです」
ことりさんが自分達の時代の料理上手を挙げる。
つまり音夢さんは料理下手なのか、意外だな。
「私達の中では料理を作って欲しくないのはシャルルね」
「それ、私達の方も一緒よ」
前世と今世の立夏達がシャルルの事を話しに挙げる。
「そ、そんなことないよ。ちゃんと美味しく作れてるよ」
2人の立夏の言葉にシャルルが抗議する。
「それは食べた相手が普通で尚且つ倒れなかったら、認めてあげるわ」
立夏の視線が鋭くなると、言い返せないのか押し黙った。
「なら、ここにいる料理の得意な人全員で今度、誰が一番美味しいか決めるってのはどう?名付けて『誰の料理が一番美味しいか選手権大会』!」
まゆき先輩がとんでもない事を言い出した。
「ならば、審査員は男連中と数名の女子でどうだ、高坂よ?」
「そっちの俺の言うとおりだ高坂まゆき。主に料理の不得意なものが審査員というのでよかろう」
2人の杉並がどんどん話を進める。
「じゃあ、メンバーは清隆達と音夢ちゃん、昔の由夢ちゃんがいいよ」
「さくら、シャルルを忘れないでよね」
さくらさんも便乗して大会が決定される。もちろん、俺達の意見なんて無視だ。
まあ、渉なんかは嬉しそうにはしゃいでるがな。
『はあ〜』
俺達の溜息は誰にも拾われなかった。
その後土曜のお昼に一旦集合して作る側が芳乃家で料理を
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