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D.C.V〜ダ・カーポV〜過去の人がやってきた??〜
さくら「お兄ちゃ〜ん??」ガバッ杏「園長先生って昔はこんな感じだったのね」茜「今とあんまし変わんないね杏ちゃん」
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れない桜の木に向かっていった。
枯れない桜の木の下に辿りついた時には夕方になってしまっていた。
そして夕日が桜を照らしいる中枯れない桜の木の下には複数の影が立っていた。
それは今日転入してきた生徒である義之達に昨日会った生徒達、そして何より目立ったのは女物のスーツを着て枯れない桜の木の幹に手をついているさくらだった。
「義之??何でここに」
俺や姫乃、さらは驚愕の表情を浮かべずには居られなかった。
「それに音姫やまゆき達までいるってことは全員知り合いなわけね、さくらとは・・・」
立夏さんの言葉にさくらは無言で頷きそして口を開けた。
「うん、ここにいる音姫ちゃんやお兄ちゃん、義之君達もみんな僕の大切な人達だよ。お兄ちゃんや音夢ちゃんは僕の幼馴染であり、従兄妹でもあるんだ。ことりちゃん達は僕の親友だよ。義之くんや音姫ちゃん達は僕の大切な子供みたいなものなんだ」
「そっか。大切な人達に、待ってくてた人達に会えて良かったな。……さくら」
「うん、清隆達のおかげだよ。その恩返しでもないんだけどね、今日集まってもらったのは、義之くん達皆の紹介と久しぶりに会った僕の親友に会ってもらうためなんだ」
さくらがそう言い終わると桜の木の幹の後ろにいたのだろう人達が姿を現した。
彼等は夕暮れの陽の光を浴びて輪郭がはっきりする。
その顔には覚えがあった。いや覚えがあるなんてものではない。それは俺を好きと言ってくれ、俺の優柔不断に呆れながらも待ってくれると言ってくれた。いつかは決断しなければならない問題の結晶でもある女の子達だった。
そしてその真ん中にいるのは俺と同じ髪、顔立ちをした青年の姿があった。
それは紛れもなく、俺達にとっては懐かしくてそして俺たちを繋ぐ大切な物でもあった。
忘れもしない風見鶏の制服、予科生のものと本科生のものに身を包んだ自分達。そう、過去のー前世の記憶の人物。
「葛木・清・隆……」
俺のそんな呟きは風に揺れる桜の木の枝によって掻き消されていった。
清隆sideout
立夏side
どうして?何でさくらの近くに私が居るのよ?私の前世がこの時代に居るってこと?
なら私達はどうなる?消えてしまうの・・・イヤダ。消えたくない!私は漸く清隆との仲が進展してきたのに、キスまでする関係になったのよ?まだ終わりたくない!その先にある清隆との愛を育みたい。
「清隆達も混乱してるよね。でも僕も今回は困ってるんだ」
頭の中で葛藤していた私は、さくらの言葉に驚きを隠せないでいた。
「でも、僕たちは前に進んで行かないといけないんだ。だから僕はここにいるリッカたちも、この時代に生を受けた立夏たちも受け入れることにしたんだ。それが
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