暁 〜小説投稿サイト〜
D.C.V〜ダ・カーポV〜過去の人がやってきた??〜
さくら「お兄ちゃ〜ん??」ガバッ杏「園長先生って昔はこんな感じだったのね」茜「今とあんまし変わんないね杏ちゃん」
[1/9]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
日付は変わって5月17日の朝。芳乃家にある義之の私室の扉を音もなく明け侵入する影があった。
「ふふっ、よく寝てる。よく寝てる〜。・・・久しぶりに起こしたあげるからなあ〜どんな起こし方にしようかな?」
そう言って義之のそばまで来て思案するこの家の家主でもある女性ー芳乃さくらは義之が眠るベットの前で考え込む。
「う〜ん、む〜ん。あれも良いし・・・これもいいなあ・・・うにゃあ〜迷っちゃうなあ〜」
暫くしてどんな起こし方をするのか決めたのか考えるのを止めるさくら。
「一番単純な奴でいっか。これからも起こす時間はあるんだし。よしっ」
さくらは頷くと笑顔のまま・・・
「よっしゆっきく〜ん、あっさだよ〜!!」
義之の上に飛び乗った。
「ぐぼっ!?」
飛び乗ると同時に義之の悲痛の叫びが芳乃家中に響いた。
義之side
昨日の衝撃的な事実を知った日から一日が過ぎた。まさか、俺が音姉と由夢と結婚していて2人との間に子供を作ってた事実を整理して俺が使っていた部屋で就寝した。
・・・・・
・・・・・・・・・・・
俺は夢を見ていた・・・いや見させられていた、言う方が正しいかもしれない。
何故そう思うのか、それは俺が枯れない桜の木の前で若い純一さんとさくらさんに容姿が似ている人と対面しているからだ。
俺が持つもう1つの特別な力『他人の夢を見せられる』というものだ。
この力は俺の意志に関係なく無意識に人の深層心理に入りその人物が見ている夢を見るというもので物凄く気分の良くない力だ。
「ここは、夢?」
「ここはアタシが純一と話すための空間さ。で、アンタは誰だい?」
周りの景色を見渡して夢であることを確認していると女性が話しかけてきた。
「えっと・・・俺は桜内義之って言います。そのさくらさんの可能性として生まれる子供です」
俺は真実を話す。
「さくらの子供だって??どういうことだよ?」
純一さんは訳がわからないという顔だ。
「俺は、さくらさんが50年以上掛けて研究した枯れない桜の木のサンプルにさくらさんが祈って生まれたのが俺なんです」
俺の説明に息を飲む純一さん。無理もないかもしれない。いきなりこんな事言われたら、誰だって困ってしまう。
「あれ?純一に義之?何してるんだ」
声が聞こえて振り返ると清隆が立っていた。
『清隆??』
全員の声が聞こえてきた。でもこの人も知ってる?
「祖母ちゃん、知り合いなのか?」
「何言ってんだい。知ってなきゃ名前も呼ばないよ。かったるいからね」
由夢そっくりなことを言う。そうか、由夢の『かったるい』は純一さんから、純一さんはお祖母さんからの遺伝か。つまりこの人が初代『かったるい』なのか。
「それで、あなたは?」
清隆が最もな疑問をぶつける。
「ち
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ