第18話 =新たなる武器、そして仲間=
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剣の代金…払うよ」
「う…いや…」
「なんだよ、遠慮せずに言えって」
こんないい剣を作ってくれたんだ、100万でも払える。そんな気持ちは十分にあった。
「お金は…いらない」
「…なにいって「そのかわり!」…そのかわりって…」
驚きの発言をされたのでそれに反論しようとするとリズは間髪いれず次の言葉を発した。
「私を…リクヤの専属スミスにしてほしい」
「…どういう意味?」
俺には専属スミスの意味が正直よくわからなかった。
その次にリズは毎日、攻略が終わったら武器のメンテをさせてほしいと言ったが俺はずっとそのつもりだったし、この剣をほかの鍛冶屋に任せるつもりも毛頭無い。
「だから!…あたし…リクヤのことが…「リズ!!心配したよー!」あ、アスナ!?」
リズが耐え切れなくなったのか自分の気持ちを叫ぼうとした瞬間突然工房のドアが開き栗色の髪の少女がリズに抱きついてきた。
それと同時に俺の目の前に1本の投剣が通り過ぎ去りアスナと同じ髪色、でもそれをポニーテールにしてある昔から知っている顔が見えた。
顔は笑っているが内心怒りがものすごいだろう。
「リクヤぁ…?丸1日もどこ行ってたのかしら…」
「…ゆ、ユカぁ!?なんでここに!?」
「なんで…じゃないでしょ!!メッセージは届かないしマップ追跡もできないし!昨夜は本当にどこにいたのよ!」
ユカの説教を聞きながら隣を見ると言葉はほぼ一緒だが向こうは涙ぐみながら言っていた。
さすが姉妹と思わせるくらいのシンクロぶりだった。
「55層のダンジョンで足止めされてたんだよ…」
「あんな寒いだけのところあんた一人で?」
「いや、リズと」
「リズ?」とその人は誰かと聞いてきたので俺が指をその人に向けるとユカは一瞬固まっていた。
おそらく目をあわしたであろうリズは俺から話を聞いていたのでユカよりかは驚いてなかったが驚いていた。
「里香ちゃん!?」「悠香ちゃん…!?」
全国で1万人しかプレイしてないはずなのに知り合いがいればそれはびっくりするだろう…
でも、次第に固まっていたのもどんどん解けていき数分後には久しぶりの会話をしていた。
「…俺…邪魔者?」
「お姉ちゃんはああだから…それにしてもリズがお姉ちゃんと知り合いだなんてはじめて知ったなぁ」
アスナも少し呆れていたが姉の幸せな顔が見れたのか安心したような顔になっていた。
「…そういえば、リズ」
「どうしたの?」
「専属スミスにしてほしいどういう意味?」
「ーーっ!?」
2人が入ってきてしまったのであいまいになったがそろそろ気になったのでリズに聞いてみる。
すると急に顔を押さえ黙ってしまった。指の間から見ると湯
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