マブラヴ
0820話
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の世界……より正確にはこの世界を意図的に選んだ訳では無く、運に任せた転移でこの世界にやってきた理由だが、まず第1に未知の技術の収集というものがある。こう言っては何だが、俺達の国は非常に高い技術力を持っている。それをより高め、同時にシャドウミラーの戦力を底上げするという目的があったんだが」
そこで言葉を止め、その場にいる軍人達へと視線を向ける。
その中の何人かが、自分達の戦術機に余程の自信があるのか微かに口元へと笑みを浮かべていた。
あからさまでないのは、今も水で火傷を冷やしているシュタートの件があるからだろう。
だが、その中でも何人か……特にリトラスとジョンは俺が何を言いたいのかを半ば予想出来ているかのように苦い表情を浮かべている。
「俺が転移してきたのは、F-18Eとかいう機体の性能試験をやっている場所だったが、直接動いているところは見ていない。だからまだ正確には言えないが……」
「言えないが?」
俺の口からどのような言葉が出るのかは予想しているのだろうが、それでも先を促すか。
あるいは、自分でもその言葉を信じていないのか、それとも……他の軍人に現実を教える為か。
ともあれ、決定的な言葉を口に出す。
「恐らくは圧倒的に性能差があるだろう。……勿論戦術機の方が圧倒的に下、という意味でな」
そう告げるのだった。
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