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魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈上〉
九校戦一日目(1)×朝の日課とエルフィン・スナイパー
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会式終わりましたね、お兄様」

「まあ長い来賓の挨拶無しだったからよかったんじゃないの?それより雫、プログラムを見せてくれるか?」

プログラムを見せた雫だった。

「一日目は本戦のスピード・シューティングとバトル・ボード、七草会長と渡辺先輩がそれぞれ出場か」

「優勝候補でもあるけど、新人戦では私達も出る種目だし」

「うん。見逃さないけど、私は一真さんがどういう風にしてやるのかも楽しみ」

雫がそう言ったが、俺はまだ手を明かしていないけど雫たちがどういう風にやるかは各デバイスを調整しながら見てきた。一日目の競技は早撃ちが決勝までで波乗りは予選となり、両競技の所要時間が問題である。会長のが始まるという事で、俺達は早撃ちの会場に行った。

「第一試合から真打登場とはな、渡辺先輩は第三レースだったか」

「はい」

俺達は観戦すべくスピード・シューティングの競技場へ移動した。左から、雫・ほのか・俺・深雪の順番で、会場内の関係者エリアではなく一般用の観客席に陣取る事にした。選手の立ち位置から有効エリアまで30mで、有効エリアは正方形で各15mで五分間ある制限時間内にランダムに射出するクレーを破壊する素早さと正確が求められる。予選は五分の間に破壊した標的の数を競うスコア型で、上位八名による準々決勝に進む。準々決勝から対戦型で紅白の的が百個ずつ用意されて、自分の的のみを破壊した数を競うという事だ。

「予選で破壊力を持つ複数の的を一気にする方法もあるが、準々決勝以降は精密照準が要求される訳だがな。(俺としては立ち位置から有効エリアまで30mというのはハンデにならなんだったか。たぶん1kから狙い打ちか、予選では選手の立ち位置に居ない状態を要求されるかもしれん)」

俺の言葉に熱心に頷いた後に、考え事をしていた俺を見ていた。雫と俺はスピード・シューティングに出るが、予選だけは女子の会場でやってから準々決勝から男子の中でやる事となるだろう。

「一真さんの考え事は、ハンデの事?」

「ん?まあそうだな、俺は特殊すぎるからなのかどんなハンデがあるのか少し考え事してた」

「七草会長は予選も決勝も同じ戦い方をする事で有名ね」

背後に座った気配を感じ取りながら深雪が話した後に、後ろから声がかかったけど。

「一真君ならハンデ有でも優勝は確実だよお〜」

「エリカか」

「よっ」

「おはよう」

「おはようございます、一真さん、深雪さん、ほのかさん、雫さん」

俺達の後ろに陣取ったのは右から順に座ったレオ、エリカ、美月、幹比古の順で座ったが声がかけた順番は、エリカ、俺、レオ、幹比古、美月の順番だ。都合よく後ろ四人席が空いていたのか、スムーズに来たのだったけど。それにこの競技は前からではなく後ろ
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