直感と感情
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「言ったでしょう?試させてもらうって・・・
今回はほんのあいさつ、貴方の相手はダラーよ」
「なんでこうなるのかね、うん
おいミナミ、あんまりコンをいじめるんじゃねーぞ」
粘土の鳥にのって飛来したデイダラがイカリを連れ去る
この場に残ったのはオレと小南の2人だけ
「・・・何の用があってこんなことを・・・」
「先生には色々教えたようだけれど、何故木の葉の者には何も教えていないのかしら
コネも地位も何一つなかった前の貴方ならともかく、今の貴方はそれなりのコネを手に入れているわ
・・・なのに、貴方は何の行動も起こさない」
先生・・・自来也か
確かに自来也と会ったばかりのオレはただの子供で、そんな奴が何を言っても信用して貰えないと何の行動も起こさなかった
木の葉崩しのこと、大蛇丸が音隠れの長であること、サスケを狙っているであろうこと
知っていながら教えていないことばかりだ
子供の戯言と笑い飛ばされるのが怖くて何も言わなかった
今は今期のルーキーのなかでは注目してもらえているし、シナイ先生の存在もあり、班で情報を手に入れたと言えば信じてもらえるかもしれない
そう考えて転生者会議の議案にしたこともある
・・・議案にしただけで、それで終わってしまったことだった
結局、俺たちは怖かったんだ
自分たちの知らない話になることが、原作に介入したいとかしたくないとか盛り上がっていても、怖かったんだ
だからシナイ先生が羨ましい
原作をほとんど忘れかけているから行動できるシナイ先生が、酷く羨ましい
「自来也に、アンタあったのか?!」
「私は会ってないわ、ペインは接触しに行ったけれどね」
ん?
ペインが自来也に会いに行った?自来也がペインに会いに行ったのではなく?
何故ペインが行動に移すんだ
「・・・本当に知っているのね、ペインのことも、先生のことも何もかも・・・
あの方の仰ったとおりだわ・・・」
・・・もしかして、カマかけられた?
マダラのことはあの方と呼んでいなかったし・・・
「あの方って・・・?」
誰だ?と聞こうと口を開くと、いつのまにか近寄っていた小南に、唇に指をあてられ言い噤んだ
にこりと笑ったその顔が、その笑っていない濁った眼が無性に恐ろしく感じた
「そうね・・・邪神、とでも言っておきましょう」
◆◇◆シュロ◆◇◆
チャクラ糸か、一応カンクロウ対策として小型のチャクラ刀は携帯しているが・・・
これは奥の手だ、今使うべきものじゃない
コンたちから随分と引き離れ
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