■■インフィニティ・モーメント編 主人公:ミドリ■■
壊れた世界◆自己の非同一性
第五十三話 自分探しの旅
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
るのは好きだった。しかし、マルバたちは意識してミドリはミズキとは違う人物なのだと考えるようにしている。ミズキと長い間一緒にいた以上、それは当然だった。ミドリと一緒にいることがミズキとの決別を嫌でも思い出させてしまっていることは、ミドリにも容易に想像できた。
「潮時か……」
ミドリはぽつりとつぶやくと、ストレージから一枚の紙を取り出し、マルバたちへのメッセージを書き始めた。
翌朝、マルバは新聞受けに突っ込まれたミドリからのあまりにも簡素な手紙を見て絶句することになる。
『自分探しの旅に出ます。探さないでください ミドリ』
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ